リレーコラム

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2011年記事一覧

花形職業?のコピーライターはそれなりに面白い人生を送っています。
というより、「ものの見方が面白いから、人生を面白く過ごしている。」といった方が正しいかもしれません。そんな、コピー ライター達の日常。
このボードではTCCの会員が、一週間でバトンをタッチして、次々にコラムを連載していきます。

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↑これは、重要です。これがないと・・、このボードが終わります。
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最新のコラム

4234 他人と出会って自分になれる。阿部広太郎2017.03.23
嫌いな先輩がいるのなら、
好きな先輩を見つければいい。

部活の経験を通じて、そう強く感じた。

僕がのめり込んできた、
アメリカンフットボールは、
関係のスポーツだと思ったことがある。

ボールを投げる人。
ボールをキャッチする人。
ボールを持って走る人。
ボールを持たずぶつかる人。
楕円球をゴールラインへと運ぶために、
極めて専門的な技能を持つ人たちが集まる。
それぞれの関係性が噛み合い爆発することで、
ひとつの強靭なチームが出来上がっていく。

アメフトをはじめた十代の頃、
僕はメガネでひょろひょろだった。
当然だ。本しか向き合う対象がなくて、
それまで運動はろくにしてなかったんだから。
日々のウエイトトレーニングと、成長期が重なり、
メガネはコンタクトになり、ムキムキになっていく。

からだの変化とともに、ポジションも変わっていく。
ボールを投げる人からはじまり、
最後はボールを持たずに敵を押す人へ。
すると同じチームでも、ともに過ごす先輩も変わる。
チーム全体で練習する時間はもちろんあるけれど、
練習の大半の時間は、ポジション別の練習になるのだ。

あるポジションで腹立つ先輩と出会う。
また違うポジションで敬愛する先輩と出会う。
たくさんの先輩との関係の中で、違う自分と出会う。

そして、同じチームで勝利という目標はひとつでも、
そこに関わる人の考えはひとつじゃないことを知った。
ダイバーシティなんて言葉、当時知らなかったけど、
色々が重なり合って、ひとつの色をつくりあげるんだと感じた。

社会人になって気づく。
会社も同じなんじゃないか。
同じ人、同じ環境、同じ居場所だけにいると、
そこにある世界は広がっていかない。
嫌な先輩がいるなら、外に一歩踏み出したらいい。
そこにはきっと、好きになれる先輩がいる。
でも最近は、外に開くどころか、
油断してると、スマホがあることでなお一層、
動くより手の中で完結させてしまうような気がする。
その結果ぽつんと、自分の孤島化がすすんでいく。

自分を開け。
他人を受け入れろ。

そうだ。
たくさんの人に磨かれざるを得ない、
学校でいう部活のような環境をつくればいい。
ひとりでどれだけ頑張っても限界がある、
なら、社会人になっても、
先輩・後輩の関係で、刺激の総量を高めていけるような
ひとつのチームをつくれたらすごくおもしろいんじゃないか。
いちど思ったら、いても立ってもいられなくなった。
それは社会人になって、いきなり、
人事に配属された自分の使命な気さえした。

そうして完成したのが、
横浜みなとみらいにあるコミュニティスペース
“BUKATSUDO”で開催している
企画の学校「企画でメシを食っていく」だった。

映画、お笑い、物語、ファッション…
あらゆる業界でひた走る先輩たちから、
課題を出してもらい、企画をし、講評を受ける。
まっすぐで、真剣なまなざしをしている。
講師のみなさんはもちろん、受講生のみなさんも。

この場で、繰り広げられる各講義のテーマ。
その中には興味を持っていなかった分野もあると思う。
でも、何かにひたすら打ち込む人に会うと、
「トントントン」と、
自分の中にいるまだ見ぬ自分を、
ノックされたような気になる。
その人のしてることに猛烈に惹かれると、
「ドン!ドン!ドン!」と、
眠っていた自分が叩き起こされる。

「え、こんな自分がいたんだ」と、
自分でも驚いて、もっと言うと、
それを自分もはじめたくなる。

半年間で12回のクラスがある。
いろんな自分が起きる。
いや、起きたと思いきや、
ほんの気の迷いだったかのように、
また寝てしまうこともある。

でも、誰かと出会って、火花が散って、
じんと熱くなって、ぐわーっとうずうずしはじめて、
いつの間にか、自分が変わることは確かだ。

2015年の一期、
2016年の二期を経て、
24回の熱を浴びてきた。
いちばん変わったのは、
僕かもしれない。

つづく

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