蒲郡海洋開発　ラグーナ蒲郡観覧車　60...

蒲郡海洋開発　ラグーナ蒲郡
観覧車　60 男:「結婚しよっか」
男(心の声):付き合って3年。お互い29歳。
プロポーズの場所には結構こだわった。
イルミネーションが灯る、巨大観覧車の前。
女:「ちょっと、アレに乗ってくる!]
男(心の声):そう言い残して
彼女は一人で観覧車に乗り込んでしまった。
どういう意味?
一周する間、考えたいってこと?
2時間くらいに感じられた15分が過ぎて、彼女は降りてきた。
でも、ニコニコ笑ってるだけ。
男:「あの、さ」
女:「なーに?」
男:「いや、その、返事は?」
女:「もう、したけど?」
男:「え、いつ?」
男(心の声):彼女は、人差し指を観覧車の
ゴンドラに沿わせて、
スーっと円を描いた。
それは、直径57.5メートルの、
彼女自身が描いた、とてもとても大きな、
マルだった。
NA:幸福の観覧車。
シーサイドリゾート　ラグーナ蒲郡