リレーコラムについて

会えなかったマキ

石橋枝里子

ミラージュのCMで、

エリマキトカゲが流行った1984年。

妊娠したある女は、ふと思いつきました。

双子だったら、エリとマキにしようと。

ちょっと、おもしろいかもしれないと。

 

そんな思いつきで、名前が決まりました。

石橋枝里子です。みなさま、はじめまして。

今年度、やまやの企業広告で新人賞をいただき、

先週まで向かいの席だった電通九州の先輩、

和久田昌裕さんからバトンが飛んできて、

今に至ります。

今、和久田さんは、お向かいにいません。

わたしが昨日から、電通本社にいるからです。

出向期間が終わったから当然なのですが、

3年半福岡にいたので、まだ変な感じです。

しまおまほのエッセイで、

こんな話が引用されていました。

チベットのとある山岳民族は、
ちょっと登っては、しっかり休憩を取る。
むしろ、止まっている時間のほうが長い。
遠くへ移動するのに、ゆっくりしか進まないのは、
そうしないと、魂が付いてこられないから。

 

わかり過ぎる。

わかり過ぎるぞ。と思いました。

まだ、わたしの魂は、福岡近辺にある感じです。

やっと小倉あたりに来たところでしょうか。

最後に美味しい鮨が食べたいとか、ぬかしています。

そんな甘えたこと言ってちゃ、ダメなんですが。

どうやら、まだ魂がないので、

大したことが書けそうもありません。

1週間かけて、身体と魂の融合を試みたいと思います。

 

おわかりと思いますが、わたしは双子じゃなかったです。

それでも、ま、いっか的に、この名前になりました。

名前がマキエリトカゲだったら、

マキだったかもしれません。

マキ、なんかごめん。

そもそもいないはずなのに、

名前の由来の話になると、

ちょっとだけせつない気分になります。

NO
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名前
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