江戸時代は、
薬でした。 地元食材:近江牛

滋賀県民が全国に誇る味、近江牛。いまでこそ私たちの舌を楽しませてくれる牛肉も、古来は仏教思想の影響もあり、牛肉を食べる文化はあまりありませんでした。江戸時代に武具や馬具など牛製品の生産が盛んだった彦根藩領では、皮革を取り去った後の牛肉の利用を考え、牛肉の味噌漬けを「反本丸(へんぼんがん)」と称し、薬用として製造。すると、薬や養老品として贈答用に名声を博し、将軍家や諸侯に贈られるように。明治時代には牛肉を嗜むという風習が人々に広まりました。琵琶湖の恵みと、豊かな自然のなかで育った近江牛は、きめ細かく柔らかで美しいサシから、もたれることなく、どんな料理にも合うとされています。

Let’s eat 地元ごはん

NO.2017512

広告主 京都新聞
受賞
業種 マスコミ・出版
媒体 新聞
コピーライター 新志康介
掲載年度 2017年
掲載ページ 365