僕は群馬の会社に勤めているのですが、
出身は群馬ではありません。
(生まれも育ちも静岡です。)
TCCに入会して間もない頃
歓迎パーティーで
日本を代表するコピーライターの
一倉宏さんが声をかけてくれました。
一倉さんは、群馬県(渋川市)のご出身で
僕が群馬の会社に勤めているというだけで
名刺をくれたのです。
「エフエムぐんまのコピーライター?」と
故郷を思い出すかのような
優しいまなざし…。
非常に言いづらかったのですが、
「すみません!出身は群馬では
ありません!」…とすぐに答えると、
一倉さんが一瞬残念そうな表情を
されていました。。
でも、その時「いつか何か一緒にやろう」と
大変光栄なお言葉をいただきまして、
その後、連絡をとらせていただきました。
エフエムぐんまでは、年に一度、
県内の広告代理店約30社を招いて、
「来年の方針」などをお伝えする
大切なイベント&パーティがあるのですが、
その講演会のゲストを
引き受けてくれたのです。
そのイベントで、出席した代理店の方々が
地元のスター・一倉さんの言葉を
一生懸命メモしている姿を見たときに、
「放送局の人間は、(良い意味で)
自分で作らなくてもいいんだなー」と
思いました。
自分が制作しなくても、最終的にいい
企画ができれば良くて、優秀な制作者と
出会い、その方にお願いする視野の
広さも大切なんだ、と。
誰にコピーやデザインをお願いするのか、
良い人選をするバランス感覚も大事…
だと考えさせられました。
特に、規模が大きい仕事は、
自分が制作の最前線から離れて、
まとめ役に回った方が
いい場合があると思います。
(自分のアイデアで結果を出そう
と意気込みすぎると、
忘れてしまうんですけどね…)
エフエムぐんまは、
電通のクリエイーティブ・ディレクター・
都築徹さんチームとお付き合いが長く、
CMを作っていただくこともあります。
僕が入社する前、ブランディングを
してもらった時期もあるようで、
今の会社があるのは、そういう優秀な
クリエーターの方々のおかげなのです。
(都築さんは、僕に広告賞の
お祝いまでしてくれました…)
だから、そういう方たちに
「エフエムぐんまの仕事ならまた
やりたい」と思ってもらえるように、
制作しやすい環境を整えたりするのも
大事だと思います。
これからは、コピーライターや
番組ディレクターをするだけではなく、
いいまとめ役&調整役もできるように、
普段からいろんなクリエーターの方に
会う営業活動も大事かもしれません。
(僕にできるか不安ですが。。)
…ということで、さっそく営業活動!
群馬は運転免許の保有率が
全国ナンバー1らしく、ラジオ県にある
エフエムぐんまの環境は
恵まれているみたいなんです。
(1500円の番組タオルを販売すると
1.5万枚が1時間ちょっとで完売します。)
ラジオとはいえ、そこそこ反響がある
メディアの仕事は、制作者の
モチベーションになるのでは
ないでしょうか。
東京・半蔵門駅すぐそばに
支社もありますので、ご興味のある方は、
気軽に遊びに来てくださいね。
(↑先日のイベントのブース。
野外のお仕事もいいですよ。)
原壮俊