コトバのおすそわけ①
みなさんこんにちは。
高田豊造さんからバトンをつないで頂いた
博報堂の斉藤直之と申します。
5日間、よろしくお願いいたします。
私は、コピーライターを
約23年間務めさせて頂きました。職業柄、というのもありますし、
もともと「コトバ好き」です。
特に、気づかなかった真実に気づかせてくれるような、
短いコトバが好きで、
見た映画や読んだ本、町で触れた広告、友達や家族の一言など、
「これ、面白い!アーカイブしたい!」と思ったものを、
ずっと、メモしていました。
その中からピックアップしたコトバを「コトバのおすそわけ」と題して
コラムにして、社内メルマガとして配信していました。
TCCの皆さんに、面白いと思ってもらえるかどうか、
わからないのですが(自信はないのですが)、今日から5日間、
その「コトバのおすそわけ」のアーカイブの中から
厳選5本を、ピックアップして(TCC向けに書き直して)
お届けしたいと思います。
読んで頂いたどなたかにとって、おいしい「おすそわけ」
となったら、これに勝る喜びはありません。
●
できるだけかざらずに、
あけすけにでなく、
声高にもならず、
笑いとやすらぎの中に表現すること。
『折り返し点』 宮崎駿
宮崎さんの表現論は、いつも単一の基準を示すのではなく
相手にものを深く考えさせる、でも納得のいくひとことです。
今日のおすそわけも、そんな中のひとつ。
広告は、かざり、あけすけにして、
声高に、その場の勢いで表現する、ことも多いです。
でも、本当に伝わる表現を考えていくと、
そうじゃない正解があったりすることは多いと思います。
あと、ジブリ美術館の企画書の文章「こんな美術館にしたい」は
ステートメントのお手本とも言える、わかりやすく感動的な文章です。
http://www.ghibli-museum.jp/kansyu/
新しい美術館をつくろうとした時の、理想とする思想を、
気持ちよく、ほんとうにわかりやすく伝えている文章だと思ったので、
おすそわけいたします。
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