AD兼CD
AD兼CDには2タイプあり、
「コピーいらない人」と「コピーだいじな人」がいます。
後者の話です。
絵と企画がすでにできていて、これに理屈をください。
という発注。飾り文字がほしいので、ナイスでシャープな
英語をください。という発注。という話ではなく。
「今回はメッセージがだいじなんです」と転がされると、
俄然がんばってしまうのがコピーライターの性ですが、
あらゆるCDのなかで、AD兼CDに言われると、
震えるほどやる気マックスになる。
それくらい、そんなADいまどき珍しい。
絶滅危惧種。希少価値あり。
よくぞ生き残ってくれていると胸が熱くなります。
AD兼CDとの仕事で一番わくわくするのは、
コピーの予想外の顔つきに出会えること。
自分が書いたことを忘れさせるほどのデザインは快感です。
社会派で挑戦的なコピーを書くことがありますが、
そのコピーに「ふさわしいデザイン」でプレをして、
逃げ腰になったクライアントが却下するパターンがある。
くやしい。
絵解きせず、コピーにのまれず、引きづられず、
お互い距離を保ちながら、堂々と、チャーミングに伝える。
そんなデザインに私は何度も助けられました。
とても感動したステートメントのデザインの
お話もしたかったのですが、コピーの催促が来たので〆ます。
ADデザイナーのみなさま、いつも感謝しております。
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