洛南カット
はじめまして。
細田さんからバトンをいただきました
電通の岡野鉄平と申します。
正直、コラムに書くほど
テクニックとかメソッドとか持ち合わせておらず
何を書けばいいのか迷ってたのですが
とりあえず学生時代の思い出でも書こうかなと思います。
・・・・・・
「洛南カット」
京都にある中高一貫の男子校に通っていたのですが
そこはまるで男塾。
校則がとても厳しく、月1回の頭髪検査がありました。
検査を通り抜けるためには色々な条件があるのですが
それを全て満たすと、全員ほぼ同じ髪型になります。
それが通称、「洛南カット」
〜洛南カットの作り方〜
後ろは3mmのバリカンを入れて刈り上げます。
横も耳に掛からないよう刈り上げます。
前髪は下ろして眉に掛からない長さにして
もみ上げも短くさっぱりと。
この通りに床屋さんで注文すると、とても素敵な髪型にしてもらえます。
学校の近くの床屋では、飲み屋の「いつもので!」のように
「洛南カットで!」だけで通じました。
しかし年々、僕たちにも自我が芽生え
中3くらいになると
「いかに頭髪検査をくぐり抜けるイケてる髪型にできるか」
に挑戦しはじめます。
・もみあげの角度を変えてみる(テクノカット)
・ワックスをつける(別名「油をつける」という、バレると水道で洗うことに)
オシャレとは無縁のゴリゴリの男子校の世界で
僕らはもがき、彷徨いました。
そして、高2くらいでたどり着きます。
「坊主」という最適解に。
三木道三パイセンを「一生一緒にいてくれや」とリスペクトした結果でした。
そんな、髪型すら自由にできない学生時代を過ごして
誰でも好きな髪型にできる令和の時代。
鏡に映る今の僕は、ほぼ洛南カットでした。
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