リレーコラムについて

はじめて褒められたCM

河内大輝

こんにちは。

93年神戸生まれ、小中高と野球部、大学ではラクロス部に所属していた河内大輝と申します。

 

博報堂に入社し、初任配属を決める面談の時に

「電通関西みたいな、おもしろいCMを作りたいです」

と言ったら、TBWA \HAKUHODOに出向になりました。

 

なんで?

 

入社してからは、今日も西海岸から出社してきたのかな、と見紛うおしゃれなお兄さんお姉さんに鍛えていただきました。

今ではみなさん仲良くしていただき、受賞も祝ってくれて本当に大好きな先輩たちなのですが

新人の頃は厳しくて厳しくて大変でした。

 

特にトレーナーの細田さんに褒められた記憶がほぼなく

入社して数ヶ月間、とても論理的にわかりやすく、ボコボコにしていただきました。

 

そんな細田さんがはじめて笑ってくれた(鼻で)CMが、

文化放送のラジオCMコンテストに出そうと思っていたこのCMです。

お題は青二塾で、演技力を磨こう!みたいなのがオリエンでした。

 

 

____

男:わっ!

女:ふへへ、だ~れだっ!

男:も~!ミキちゃんでしょ!(笑)

おじさん:いいえ、吉田でした。

男:え…マジで誰…

NA:予想を超える演技力を。青二塾。

_____

 

 

細田さんはこれを読んだ時に、

「ラジオの、映像がないところを生かした裏切りがいいね。お前も成長したな」

みたいなことを思っている目をしていました。

 

僕ははじめてウケたのが嬉しくて、

「これは文化放送グランプリとったわ」

と思って、グランプリ受賞者がその場にいないのも盛り上がらへんしな、

と気を遣ってグランプリ発表会の観覧希望に応募しました。

 

有楽町の文化放送に着いて、意気揚々と中に入ろうとするときに

「観覧者受付」「ノミネート者受付」の2つの入り口があるのを見て

だっっっっっる、俺ノミネートされてへんやんけと思って

観覧せずにカラオケに行って帰りました。

そんな思い出の、はじめて褒められたCMです。

 

おわり。

NO
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