日向薬師の梵鐘 158 M:
テクニクスコンポーネント
N:
神奈川県丹沢の山ふところ、日向薬師の鐘
SE:
梵鐘の音
N:
うたい、叫び、泣き、うめく
一人の人間が様々な声を持っているように、
一つの梵鐘も実は、色々な音の表情を持っているのではないか。
音を分析するバンドパスフィルターで抜き出してみよう。
SE:
140Hzの梵鐘の音
N:
140Hzの鐘の音、あなたは鐘のつぶやきに聴こえないだろうか?
SE:
310Hzの梵鐘の音
N:
310Hz、鐘はゆっくりと歌いだす。
S:
680Hzの梵鐘の音N:680Hz
SE:
1040Hzの梵鐘の音N:1040Hz、鐘は悲鳴をあげているように聴こえる。日向薬師の梵鐘はおおよそ4つの音が中心になってできている。では、今度は、この抜き出してみた4つの音を同時にあわせて聴いてみよう。
SE:
四つの音を同時に
N:
元の音色に聞こえるだろうか?柔らかさ、深い味わいはどうだろう。M:鐘で構成した音楽
N:
まだまだ梵鐘にはバンドパスフィルターでは拾い切れない、寄りそうこまやかな音たちが隠されていることがわかる。テクにクスの音づくりは、目立った華やかな音だけに「耳」を奪われはしない。それ以外の様々な音を同時に捜してこそ自然な音、歪みのない音の世界へ近づけると考えている。刺激的な個性よりも、テクニクスは素直な自然な音を選びます。深い緑の中で語りかけてくる日向薬師の鐘
SE:
梵鐘の音
M:
テクニクス
NO.13918
広告主 | 松下電器産業 |
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業種 | 家庭電器・AV機器・コンピュータ・OA機器・通信機器・ビジネス用品・電信電話サービス |
媒体 | ラジオCM |
コピーライター | 堀川晴晃 高橋俊明 中村賢 河野修 |
掲載年度 | 1977年 |
掲載ページ | 232 |