「君はヘン」
昔から、よそ見ばかりするほうだ。
みんなが見てない方を見る。
そういう生き物だからしかたない。
みんなが見てない方を見る、は、
みんながやってないことを“あえて”
やってみたくなると同義だ。だから発見がある。
だから人と違うことを考える。失敗も多いけど。
でも。そっちはそうか、じゃあこっちはこうだよ!
と情報共有した方が面白いじゃん、と思っている。
昔から私にとってはそれがデフォだが、
それを言わなくても「変わった人」って言われる。
和加ちゃん変わってる。個性的。
そう言われて「褒められた♡照」とずっと思っていた。違った。
なぜそんなことをわざわざ言ってくるのか考えた。
その指摘には「ぼくときみはちがうね」が含まれている。
つまりは「同じじゃない」ってことだ。
時と場合によっては、「君はヘンだね」は、「君とはわかり合えない」だったり、
「君が好き」だったりする。真逆じゃん! ムズイ、ムズすぎる。
そもそも、あなたと私は同じじゃないぞ?
生まれや育ち、何ひとつ似てないしDNAもちがう。
脳みそもつながっていません。
なのに「同じだよね?」由来の言葉をいっぱいもってる。
優劣を気にしすぎるのもその証拠。
ちがうってわかっていたら賞賛。尊重のはず。
枕草子の「ありがたきもの」の章に納得のいく答えがあった。
古語では、ありがたしは、めったにないという意味。
そのくだりにクセのない人ありがたし、という一文がある。
クセなくキャラが薄いのがレアキャラ!つまり、当時はみんな
クセ強すぎだったってことではないだろうか。
思い浮かぶ、枚挙にいとまがなさ過ぎる現代の広告クリエイターたち…
もう、わかりみしかない。今もダヨ!って叫びたい。
私とあなたは「同じじゃない=ちがって」いた時代、
だからこそ同じように「共感する」ってことが
めちゃ貴重だったということになりはしないか。
みんなに共感された随筆、だから残った。
もしも清少納言と話せたら。
千年後は共感ボケしちゃってるよ〜、と伝えてみたい。
え、じゃあ今めちゃいいじゃん!楽で。となりそうだけど。
あの人頭いいから。キモッ!ってすぐ言いそう。知らんけど。
そんなみんな同じをやりつづけた現代の私たちに、
自分のちがいを見つめてことば化するような
一般の方向けワークショップを
ことしはやろうかなと水面下で思っていたりします。
多様化だし。自尊心が育つようなものを。
ツイッターなどで告知予定です!年内には!
すいません、また宣伝でした・・・お詫びします。
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