今考えるとコピー鍛錬だったと思うこと① 〜局代〜
「TCC事務局です。あの、来週のリレーコラムなんですが、」
「え!やります!」
被せ気味で答えた。
一倉さんのコラムを楽しく見ていた矢先のお話。
うれしいけど重すぎるバトン。
今週、コラムを担当させていただきます、
22年入会の中野と申します。よろしくお願いします。
TCC事務局から電話をいただいたちょうどその日の夜、
一倉さんとも親交のある、とある営業局代とご飯にいったのでコラムの話をした。
「お前それ、試されているぞ。」
と、ハードルが上がる一言をいただいた。
そもそも、この営業の方とは10年以上前に知り合い、
それ以降もずっと仕事やそれ以外でも気にかけてくれている。
僕はPR出身なので若手時代にコピーをCDにびくびくしながら出すという経験がなかったが、
この人はPRだろうがなんだろうが、
どんな仕事においても戦略を言い当てたコピーをしっかり書くということに異常にこだわる人だ。
というか、コピー大好き。
日常の発言も、いちいちキャッチコピーっぽい。
だから、雰囲気でコピーを書いていくと、めちゃくちゃ不機嫌になる。
たまにこれだ!と思って持っていっても、「いいじゃん。」と一言だけ。
(でもこの「いいじゃん。」がめちゃくちゃうれしいのだが。)
一流と仕事をしてきたからだろうか、そのコピー選球眼はすごくて、
いいのが出ないと「じゃあ、俺が書くよ。」といって、
本当にコピーを書いてくる。しかも良いやつを。
クライアントへのプレゼンよりも、
この人へのコピー出しが今でも一番緊張するといっても過言ではない。
それでも、最後まで一緒に粘ってくれるし、
何よりTCC新人賞受賞もめちゃくちゃ喜んでくれた優しい人。
今思うとこの鍛錬は、コピーの技術というよりも、
提案する企画やコピーの自分の納得度みたいなものを、ものすごく高くしてくれた経験だなと。
コラムどんなことを書こうかなと思いながら、ご飯からの帰り道そんなことを考えていたので、
15年の社会人生活の中で、今思うとあれってコピー鍛錬になっていたのではないか?
そう思えるコトを明日以降も書いていこうと思います。
そしてどうか、このコラムを根岸局代が読みませんように。。。
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