《書籍紹介》とあるひととき 作家の朝、夕暮れ、午後十一時/ 著名作家14名による共著
『とあるひととき』
作家の朝、夕暮れ、午後十一時
著者:
◎「朝」のひととき:
三浦しをん、道尾秀介、西加奈子、角田光代、重松清
◎「夕暮れ」のひととき
川上未映子、森絵都、池澤夏樹、綿矢りさ
◎「午後十一時」のひととき
吉本ばなな、高橋源一郎、村山由佳、小川洋子、浅田次郎
出版社:平凡社/定価:1,540円(本体1,400円+税)
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エッセイが好きなんです。
好きな作家さんのエッセイなら猶のこと。
というわけで、なるだけたくさんの
作家さんにご参集いただきたく、知人の編集者Kさんが
骨を折ってくれました。ほとんどの方に直接交渉。
もちろん、NGだった作家さんもいたのですが、
ほぼ皆さん快諾していただけました。
いやだってね、ご依頼するときにテーマは限定してるんですよ。
朝とか夕暮れとか午後11時とか。
でも、むしろ面白がっていただいたような気配もあり。
結果、豪華絢爛かつ可愛らしい本がさりげなく完成。
人生が全て「とあるひととき」の連なりで出来ているわけでは
ないけれど、人生を彩る「とあるひととき」は大小、硬軟、
そっとだったり強引だったり、色々と訪れてくる
(くれる)ものですね。
作家さんの直筆生原稿を読めたのも役得、
私にとっては至福の「とあるひととき」でした。
阿部史太郎
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花王プラザ人気連載。書籍のクリエイティブ・ディレクションをTCC会員の阿部史太郎さんが担当。
14人の人気作家が一日の3つの時間帯(朝、夕暮れ、午後十一時)を絶妙に描いたエッセイアンソロジーです。
◉「朝」のひととき
三浦しをん「目覚めたときが朝」
道尾秀介「こうして背表紙は増えていく」
西加奈子「間違いなく朝は」
角田光代「朝の損得」
重松清「指一本、指二本……」
◉「夕暮れ」のひととき
川上未映子「夕暮れの、どんな空を見ても」
森絵都「暮れゆく空を仰ぐ」
池澤夏樹「長い夕暮れ、短い夕暮れ」
綿矢りさ「夕暮れの諦め」
◉「午後十一時」のひととき
吉本ばなな「そわそわ、しみじみ」
高橋源一郎「ラジオの時間」
村山由佳「上機嫌なままで」
小川洋子「分かれ道」
浅田次郎「午後十一時という非常」
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