加賀市/加賀市新幹線対策室
「活動報告12・加賀市新幹線対策室」(WebMovie 164秒) NA:
加賀市新幹線対策室はある者を待っていた。

加賀停太郎:
河野と名乗る男…こんなやり方で我々を呼び出しておいて
絶対に許さんぞ。ヤツはどこにいる?
やはりただの嫌がらせか……。

河野:
はじめまして。

加賀停太郎:
お前か。あんな危ない真似しやがって。

河野:
地元民としてあなた方の活躍をいつも見ております。

加賀停太郎:
地元民だろうが関係ない。お前の目的はなんなんだ。

河野:
あなた方に助言を与えにきました。

加賀停太郎:
なんだと?

河野:
みなさんは加賀に新幹線を停めるために様々な活動をしてこられました。
ただ、1番大事なことを忘れておられる。

加賀停太郎:
何?

河野:
停太郎さん、あなたの夢はなんですか?

加賀停太郎:
夢?加賀に新幹線を停める……

河野:
違います。新幹線を停めるのは手段であって
本当の目的は加賀市民の幸せ、です。
そこを履き違えてはならない。

加賀停太郎:
確かにその通りかもしれない。
加賀に新幹線を停めるという目的だけに囚われすぎて
その先の大切なものを見失っていた……でも具体的にどうすれば?

河野:
これです。

加賀停太郎:
野球?

河野:
プロ野球エクスパンション構想を知っていますか?
王貞治氏が提唱している、球団を12球団から16球団へ拡張するプロジェクト。
その条件として何より優先されるのが空白地。
現在、プロ野球チームが存在しないエリアであることなんです。


S:
プロ野球エクスパンション構想
現在のセ・パ2リーグ12球団に加え新たに4球団を追加し計16球団にする計画。
地域の活性化を目標に提案されている。
大前提となるのはプロ野球を開催できるだけのスタジアムがあること。
そして、現在、プロ野球球団が本拠地を置いていない
“空白地“であることも条件になる。


加賀停太郎:
確かに……北陸にプロ野球チームはない!

河野:
加賀にプロ野球チームを誕生させるんです。
そして、たくさんのファンで賑わう、ホームスタジアムを作るのです!

加賀停太郎:
加賀市が推進している最先端技術を活用した未来のまちづくり、
スーパーシティ構想にもぴったりのアイデアだ!

女性A:
早速スポンサー探し始めます!

男性A:
僕は監督や選手探しを!

ルロワ:
私はuniform designを!

加賀停太郎:
既存のやり方に囚われない、
全てがDXした全く新しいボールパークを作ろうじゃないか!
みんな、かっ飛ばしていくぞー!

人々:
おー!

加賀停太郎:
河野さん、ありがと……あれ?河野さん……どこ行ったんだ?


S:
東京2023加賀
加賀温泉駅は北陸新幹線の停車候補駅です。


NA:
東京2023加賀。加賀市新幹線対策室に、新たな夢が生まれようとしていた。

NO.2022579

広告主 加賀市
受賞
業種 金融・保険・公共・教育および学校
媒体 WEB
コピーライター 田母神龍 吉田翔彦
掲載年度 2022年
掲載ページ 479