リレーコラムについて

ヴィンテージ古着のススメ

飛田ともちか

はじめまして。飛田(ひだ)です。

先日新人賞をいただきまして、

新人賞同期の辻くんからバトンを受け取った者です。

 

さて、さっそくですが。

このコラムでは、何を書いてもいいと聞いたので・・・

古着の話をしても良いでしょうか?

 

古着といっても、

リユースショップで買えるようなリサイクル衣料ではなく。

いわゆる「ヴィンテージ古着」と呼ばれる方の古着です。

 

※実は、何を持って「ヴィンテージ」か、

という話だけでも侃侃諤諤の論争が起きる危険なテーマ。

ここではざっくり、50年ぐらい前の古い服ということにします。

 

僕はそのヴィンテージ古着がとてもとても、

とても大好きでして。

高校生ぐらいからずーっと買っているのですが、

これがまぁおもしろい。

 

本当は何がおもしろいのか、というのを

1から100まで余すことなくご説明したいところですが、

過去そうやって聞いている人の目が徐々に死んでいく…

というのを目の前で経験したことがあるので、

今回はアプローチを変えます。

 

おそらくコピーライターの(またはその周辺に関心がある)

みなさんが読むことが多い場所でしょうから、

ヴィンテージ古着を ”コピーライター的に” 面白がる方法をお伝えしましょう。

 

・・・どうでしょうか?

少しは読んでやるか、という気になってもらえたでしょうか?

 

これを機に、一人でも古着に興味を持ってくれる人が増えて、

いっしょに古着話をしてくれる仲間が出てきたら・・・・最高ですね。

お察しの通り、このコラムの目的は、布教です。

 

では参りましょう。

コピーライター的視点で古着を楽しむ方法。

 

 

ズバリ・・・

 

 

 

ネーミングを味わうべし!

 

 

 

ヴィンテージ古着というのは、

そこかしこのディテールに名前がついています。

襟の形、ジッパーの留め具、ボディの素材/色、縫い目の種類・・・

あげ出すとキリがないほどに、

これでもか!と名付けられたディテールたち。

しかもそのどれもが、キャッチーで魅力的なのです。(僕調べ)

 

今でこそ「ヴィンテージ」なんて言われてもてはやされている古着ですが、

まぁ冷静に考えると、大昔の誰かが着た汚ねぇ布なワケで。

 

ディテールに執拗に名前をつけまくっているのも、

ボロ布をどうやって売るかを必死で考えた

先人たちの知恵の跡だと思うんですよ、僕は。

 

そんなことを考えながらネーミングを見てみると、

より一層チャーミングに思えてくるはずです。

 

ということで次からは、

これは良い!シビレる!素敵!

と僕が思った古着のディテール名を勝手に紹介していきます。

気が向いたら、お付き合いくださいませ。

NO
年月日
名前
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