青森県 青天の霹靂
お米を買って帰ろう。「独白〜野呂道子の場合〜」篇(WebMovie 154秒) S:
SEITEN NO HEKIREKI
Okome Wo Katte Kaerou.
〜野呂道子の場合〜
野呂道子:
・・・フラれちゃったんだ。
東京さ行くって。遠距離恋愛は無理だって。
東京青森で580キロ。
そんなに遠いのかなあ。
米袋、何個ぶんかなあ。
・・・でもそれだけじゃないんだって。
おまえのファッションがよくわからないって。
なんでいつも米袋持っているのかわからないって。
だからきっぱりと言い返したよ。
そんなの私にだってわからないよ!って。
でもホントは私、わかってるんだ。
・・・コメのせいだよ。
最初はとにかく変わった子って感じで。
私も思った。
青天の霹靂?
どんな名前のコメよって。読めねえわって。
でも今や、全国でも2人に1人が知ってるブランド米。
それでいてやっぱり、他のどのお米ともちがう。
私、レジの人にいつも言ってる。
「あ、袋はいいです。そのままで」って。
そのまま持って歩きたくなっちゃうんだ。
なんかこう、ちがう自分になれる気がして。
わたしのファッションリーダー。
コメの背中いつも追ってる。
そうだよ、非常識と言われたものが
いつだって世界を変えてきた。
誰になんと言われたっていい。
誰かと同じよりも、自分の道。
米袋を抱えてさっそうと歩く女になりたい。
それが私。本当の私。
そしていつか、みんな私の真似をする日が来る。
ああ、なんか話してたらさっぱりしてきた。
さっぱりさっぱり。
アイツのことはもうさっぱり忘れた。
そうだ。
S&NA (野呂):
お米を買って帰ろう。
青森お米 青天の霹靂
あ、袋はいいです。そのままで
NO.2023138
広告主 | 青森県 |
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受賞 | 最高新人賞 |
業種 | 食品・飲料 |
媒体 | WEB |
コピーライター | 波間知良子 |
掲載年度 | 2023年 |
掲載ページ | 252 |