電気よ、
動詞になれ。 電気よ、照らせ。
はじめて一人暮らしをする空っぽの部屋を。
これからたくさんの思い出を詰め込めるように。

電気よ、送信しろ。
お世話になったみなさんへ送る最後のメールを。
新しいスタートに向き合えるように。

電気よ、走らせろ。
ゆかりのない土地へ向かう片道切符の新幹線を。
おめでとう、と言ってくれた家族に報いられるように。

電気のそばには、
いつも人の思いがある。

思いと出会うことではじめて、
電気はただの動力から
ひとつの「動詞」に生まれ変わる。
これからも、無数の動詞が、
途切れることなくつづいていくように。

尽きない動詞がもっと、この星と調和するように。
明電舎は、
電気のちからにできることを考え、
技術と志を磨きつづけていく。

電気よ、動詞になれ。

この願いとともに。

明電舎

《きょうは、電気記念日。》

NO.20234172

広告主 明電舎
受賞
業種 精密機器・産業資材・住宅・不動産
媒体 新聞
コピーライター 高橋尚睦
掲載年度 2023年
掲載ページ 417