318/ソニーデジタリコンポリバティ
レベッカ・小田原少年物語篇 90 SE:
パン、パン、パン!(ヒザを叩く音)

N:
中学一年の終わり頃、団地に住んでいた僕は、
よく壁によっかかってヘッドホンでレコードを聴いていた。
ある日僕は、ヒザを叩いて自然にリズムをとっている自分に気がついた。

SE:
コン、コン、ココン…(スティックで家具を叩く音)

N:
そのうちヒザだけでは物足りなくなった僕は、
ドラムのスティックだけ買ってきて、机や座ブトンを叩きはじめた。
それが最初のドラムセットだった。

SE:
レベッカレコーディング風景

N:
十年後のいま、僕はレベッカでドラムを叩いている。
僕の名前は、小田原豊。
座ブトンがスネアになり、机がフロアタムになり、
コップがシンバルになり僕の前に聴衆が生まれたけれど。
いまの僕は、何も変わってはいない

SE:
レコーディング本番

M:
BG~

N:
僕が鳴る、音の生。
ソニーデジタリコンポ、リバティ。

N:
(レベッカ全員)レベッカは、リバティの中にいる。
ロゴ:It's a Sony

NO.8620

広告主 ソニー
業種 家庭電器・AV機器・コンピュータ・OA機器・通信機器・ビジネス用品・電信電話サービス
媒体 ラジオCM
コピーライター 神谷幸之助
掲載年度 1988年
掲載ページ 245