リレーコラムについて

好きなCM・コピー

時松哲哉

コラムも最後になりました。最近、気になったCMやコピーについて書こうと思います。

まず、お会いしたことはないのですが、99年にTCCに入会された石附さんの、カルピスのCMのナレーションが好きです。お母さんが昼寝する子供をウチワであおいであげながら、「小さいころお昼寝すると風が吹いた。あれは、こういうことだったんだな」(記憶だけで書いているので、少し違うかもしれません。ごめんなさい)と言うものです。あと、カルピスのグラフィックで、子育ての時期を「happy war days」と言っているのも、すごく好きです。

……上の文章を書いてから1時間が経ちました。気になるCMやコピーについて書こうと思ったものの、最近あんまりテレビを見ていないという状況を反省する結果をなってしまいました。なかなか出てきません。テレビを見ていないというよりも、CMになるとチャンネルを変えてしまうという、あるまじき行為さえしていた自分に気づきました……。

「ドキュメント広告 発毛時代」。好きというのとは違いますが、見る人に勇気を与えるCMだと思います。「人はやさしいだけで、生きてる価値がある」。これは広告ではないのですが、ブラザートム(小柳トム)が、スペシャル番組(子供とアフリカかどっかに旅する番組)で言っていたことばです。これは小心者の自分にとって励みになっています。「ダムに沈む町○○へようこそ」。これは、いつか温泉旅行に行った時、見かけた看板。あと、梅宮アンナが羽賀研二と別れた時に、マスコミに流したファックスの書き出しが「私事で恐縮ですが……」。アンナ&羽賀は、いつだって「私事」じゃん!

突然終わってしまいますが、来週からは、大御所コピーライターで現在、博報堂第2MD局の局長でもあります柴田常文さんにお願いしてあります。柴田さんにお願いしたのは、柴田さんが断るのが苦手そうだったからです。うそです。ごめんなさい。それでは、来週をお楽しみに!さようなら!

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