「呼び方」と「呼ばれ方」
「私の職業はコピーライターです。先生じゃありません。いちおう講師ということなので頑張りますが、先生じゃないので、話が前後したりツジツマが合わない話もします・・・この2時間のなかでひとつでも、いい話だな、と思ってメモする事が話せれば大成功だと考えています」僕が、宣伝会議のコピーライター養成講座で、はじめにしゃべるセリフです。(エラソーに講師なんか、やらせていただいております)
その講座が終わると、生徒さんたちと近くの居酒屋へ移動します。そこで「中村先生は・・・」と質問されます。それを私は聞き逃さない!(笑)ようにしています。「先生はやめましょう(笑)中村さんとかなんとかで(笑)」と。
英語で、お医者さんは「ドクター」でしょ。学校で授業をする人は「ティーチャー」でしょ。日本ではその両方を「センセイ」と呼びます。それは納得できるのですが、原稿を待たせている小説家もセンセイって呼ばれるし、政治家もセンセイと呼ばれる。それって、外国の風俗の街を歩いている日本人に、お店の子が「シャッチョサン、シャッチョサン(社長さん)」と誘うのと同じなんじゃねーかと思います。教師と医者以外を「センセイ」って呼ぶのは、相手をおだてて、こっちの用件を満たすときに使う言葉だ、と勝手に私は定義しております(笑)だから、コピーライターをやってて「ナカムラセンセイ」なんて呼ばれるようになったら終わりだな、と思っとります
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