コピーライターとフリマその1
渡部秀人
こんにちは。電通第1CD局の渡部です。
ご好評の「コピーライターと英会話」シリーズは、S氏からの
猛抗議によって中止に追い込まれました。
今日からあたらしく「コピーライターとフリマ」という連載
がはじまります。(たぶん、続かないと思うけど。)
私が尊敬するコピーライターのひとりに、関陽さん(仮名)
というひとがいます。
彼女は、絵に描いたような才色兼備の女性で、非の打ち所の
ないひとなのですが、唯一、衝動買いが激しいのです。
その勢いや、さすがの私も足元にも及びません。
当然の結果として、部屋はモノで埋め尽くされます。そこで、
数ヶ月にいちど、ふたりでフリーマーケットをやります。
場所は明治公園や大井競馬場などです。
で、不要品を売るときの関陽さんの口上がすばらしいのです。
ここではうまく再現できないので、機会があれば是非フリマ
の会場にお客さんとしてお越しいただきたいところですが、
どう見てもサイズがあわない服を次々売りさばく手口など、
もう芸術的なほどです。コピーライターとして活躍している
ひとは、ほんとに言葉のツボというものをおさえてるなあ、
と感心させられます。
私がこの業界に入った動機は、大学のときに「ポパイ」に
出てくる商品がどれもこれも欲しくてたまらなくなって、
「俺をこんな気持ちにさせるのは、きっと裏で仕掛けてる
ヤツがいるに違いない。ならば、その術を身につけてやろう。」
という、実にまぬけなものでした。しかし、16年たった今、
それは特別な魔法にかかっていたのではなく、ただ自分の
なかに強烈な物欲を生むDNAがあっただけなんだ、としみじみ
思うようになりました。関陽さん、あなたの場合はどうですか?
きょうはこのへんで。またあした。
どなたか私の不要品(おもにMLB,NBA,NFLの
グッズ)を高く買い取ってくれるかた、ご連絡ください。
5551-4662 電通 1CD局渡部まで。
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