イチローやナカタの話じゃありません
今日のイチローは野茂からヒットを打って、
これで14試合連続。ナカタも、ジダンやデルピエロ相手に
あんなかっこいい活躍したし。いやー世界相手に活躍する
日本選手に毎日、目が離せません。
という世の中ですが、私の場合、
日本のプロ野球、それもホークスのファンをやって
もう7年くらいたちます。
福岡ダイエーホークス。そういまやパリーグの覇者とも
いえますが、当時は19年連続Bクラスというかつてない
金字塔を建設中の、しょーもないチームでもありました。
あ、今日はちょっとコピーとも広告とも全くカンケイない、
「ホークスとわたし」みたいな話書きますので、
興味のない方には、ホント、
どーでもいい話になりますのでごめんなさい。
ファンになる前は日本のプロ野球には全く興味がなかったので
毎晩残業しているときこえてくる巨人ファンたちの奇声には
あきれるというより、軽蔑の念まで持っていました。
そのうち、Jリーグが開幕して人気爆発。プロ野球ピンチ!
みたいな時に、球団もお持ちのL社の担当をやっていて
ちょうどそのころは千葉に球場移したころで、
私自身これからの球団のあり方みたいな打ち合わせに
出たりしてたんですね。というわけで勉強もあって
タダ券もらって、できたばかりの球場でみたわけです。
全く興味のないプロ野球の、それもパリーグの、
それも千葉ロッテ対福岡ダイエーという
その響きは都市対抗みたいなカード。
もう、おどろきでした。そのガラガラの、しかも
ぴかぴかのきれいな球場で、異様にガタイのいい大人たちが
夜の8時すぎても、野球をやってるというその光景に。
それはもう、ぼくの知ってるテレビ画面のなかの
巨人戦とはまったくちがう次元のものでした。
数少ない観客も、ヤジ好きのじじいか、
眠っているじじいか、行くあてのない恋人が少々。
でも、その空間が妙に気持ちよかったんです。
企画もできる。コピーも書ける。
企画も忘れられる。コピーのことも忘れられる。
でもって、ビールも飲める。弁当も食える。
(ファールボールさえ気をつければ)眠れる。
でもってなんて音がキモチイイことか。
ボールがバットに叩かれる瞬間。
グラブやミットに収まる瞬間。
これは、テレビとはぜんぜん違う、というか、
気持ちいい音なんだよなぁ。
なんか、この空間そのものがいいなぁ、って。
そう思い始めたぼくのこころを奪ったのは
根本監督率いる、相手球団の福岡ダイエーなどという
スーパーの支店名みたいな弱小球団だったんです。
(つづく)
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