1枚のポスター
なりたかった職業遍歴。役者。心理学者。建築士。美術館の学芸員。雑誌の編集。どう見ても、一貫性がないですね。しかも、難しそうなのばっかりです。大学を出てすぐ入った会社は化粧品のメーカーでした。そこで3年半働いて、コピーライターに転職しました。
きっかけは、駅貼りのポスターで知った、コピーライター養成講座。当時、仕事が5時半か6時で終わっていたので、習い事をするつもりで通い始めました。特別講師の有名な方々の名前もほとんど知らず(スミマセン)、ただひたすら課題のコピーを書いていました。授業は今まで知らなかったことばかりですごく面白かったし、今もずっと仲良くしている友だちにたくさん会えました。
あのとき、講座のポスターを駅で見なかったら、私はこうして TCCのリレーコラムを書かせていただくこともなかったんですよね。 今、自分が関わった広告がたくさんの人の目に触れる。そして、その広告を見た人が「行ってみよう」とか「買いたい」と、心を動かしてくれる。それがうれしい。そして、いい仕事をしたら誉めてくれる制度がある。やっぱり好きだなぁ。この仕事。
※金曜日の分のコラムは、のっぴきならない事情により日曜日に送らせていただきます。申し訳ありません。
かわなみあやこ
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