痛い話。
僕は痛い話が好きです。
痛い話を聞いて「ウワー」とか「オエー」とか
身震いするのが好きなのです。
これって変態なのかな?
ともかく、これは僕の痛い話コレクションの中でも
ここ数年ダントツ1位のスーパー痛い話。
この手の話が嫌いな人、ゴメンナサイです。
中学生の頃、遠藤(仮名)君は悩んでいました。
何に悩んでいたか。
中学生といえば、はい、ティンティンについてです。
彼は少年ジャンプのある業種の広告を見るたびに、
いつも不安な気持ちになっていました。
「自分はもしかしたらそうなんじゃないか?」
と、悩んでいたわけです。かわいいですね。
ある日、彼は自分のピンピンは本当にそれなのか、
徹底的に調べることにしました。
夜、ある専門誌をベッドの下から引っぱり出し、
生理的、野性的反応をいざないます。
チンチロチン!
3.29秒。さすがは中学生です。性能が違います。
それをシャッ!とセットして準備完了。
あとはそのまま様子を見て、
自分が本当にそうなのかを確認するだけ。
しかし無情にもそれはピュルッと戻ってしまいました。
シャッ!ピュルッ。
シャッ!ピュルッ。
彼は何度も実験を反復しましたが、結果は同じです。
「絶対に原因があるはずだ!」
彼はあらゆる角度からニンニンを観察し、
ひとつの構造的欠陥に気がつきます。
「なんだ?裏側のスジのようなものは」
「そうか!これが原因なのだな!ようし!」
信長タイプの彼は、机の引き出しに手を伸ばします。
そして、7センチほど出したカッターの刃を
そこに当てがい、一気に・・・
午前2時。すっかり寝静まった名古屋の街に、
遠藤少年の叫び声が響きわたりましたとさ。合掌。