2001年パリ
ううう。昨日から筋肉痛。朝まず肩の付け根や腕の内側が痛くなって、
だんだん足の方へ回ってきた。おとといのサーキットトレーニングが効いているらしい。走るようになってからはスキーをしてもゴルフしても筋肉痛は起きなくなっていたのに、イタタ・・・太ももの裏とか、身体の横とか、微妙なところが半端でなく痛い。痛すぎて今日もまた書くのが遅れるぅ。
私の2回目のマラソンはベルリン。2000年9月。ツアーで参加。
このときエントリーのやり方がわかったので、
パリマラソン以降は個人参加している。
パリって健康診断書を添付しないと受け付けてくれないの。
ネット登録は不可。
やたら面倒なんだから。
診療所のドクターが「フランス語は勘弁してくれ」と言って
日本語で印刷されたフォームにただ一行“in good health”。手書きで。
パリマラソン事務局も恐れ入ったとみえ、何にも言わずに受け付けた。
さて。
個人で行くと言ったら「僕らも行くー」と3人が。
うち二人は私の口車に乗って走りはじめたご夫妻で初マラソン組。
一人はまだ若いけどベテラン。
シャンゼリゼの小さなホテルに泊まることに。私はここを25年前から定宿(行けば泊まってるというイミ)にしているのだが、何とも好都合なことにスタートラインまで徒歩3分。フィニッシュラインからも歩いて帰れる距離である。
ドサール(dossard・ゼッケン)とTシャツを受け取りに行かなければ。
たいていはオリンピック記念体育館みたいなスポーツ施設が会場だ。
マラソンフェアも同時開催中。
ナイキのブースにランパン・ランシャツのかっこいい2001年モデルが出てたので買っちゃった。関連企業にとっては最大のビジネスチャンス。ランナーにとっても、ほしい情報が集中していて見逃すわけにはいかない。
「あなたのランニングフォーム、チェックします」
看板につられて並ぶと、PCに接続した体重計みたいなものに乗せられた。
重心のかけ具合をまず見るのね。
次にコンベアベルトの上で走って後ろからビデオ撮影。
ビデオを再生しながらフォームを分析してくれる。
自分の後ろ姿を見るのは初めて。
「パ・ド・プロブレム、マダム」
え? いいの? よかったー。まだ走ってもいないのに完走気分。
この他、似顔絵サービスあり、バナナ、シャンパン、ブリオッシュ、キャンデーサービス。おいしく食べたり飲んだり射的で景品を打ち落としたり。
手提げ袋はパンパンに膨らんでいる。
まるで遊園地。楽しさはマラソンの日に向かってますます盛り上がっていく。
2001年4月8日。パリマラソンは雨だった。
寒くて手袋をして走っても凍えてしまった。
トイレに何回も行きたくなった。
バンセーヌの森で、セーヌ河畔で、ブーローニュの森で、
フランス男はキジを撃ち、フランス女は花を摘む。
とても自然で原始的で素敵な光景。
だが日本女は、仮設トイレの前でひたすら順番を待つのであった・・・。