リレーコラムについて

初公開!高藤のアイデア帳 4

高藤晴透

僕はコピーライターを目指している頃から、ずっと「いいコピーって?」とか「いい広告って?」の答えを探してきました。今回改めて、僕が大学時代から使ってきたアイデア帳を全冊読み返してみたら、その中に「いいコピーとは」「いい広告とは」を記しているメモが結構あったので挙げてみました。何かの本で見つけたり、コピーライター養成講座の先生や会社の先輩から聞いて、コピーがうまくなりたい一心でメモしたものです。コピーライターを目指している方たちが探している答えのヒントになればと思います。

その広告は、人の心を動かしているか。
感動、発見、ニュースがなければ決して人の心は動かない。

納得するコピーより、感じるコピーのほうが強い。

まず、その商品に対する自分の本音を書いてみる。
それがファーストコピーだ。

商品は選ばれる。その理由をコピーにする。

広告は、残るか残らないかだ。
店頭まで引っぱってこれるコピーを書け。

お客に「〜な商品ください」って言わせるんだ。
〜がコピーだ。

いいコピーは、その時代を表している。

うまいコピーより、響くコピーを。

広告は、その商品が生活者に対して、どんな意味が
あるのかを伝えることが一番大切なことだ。

いい広告は、気づく→気にとめる→気になる→気をとられる
→その気になる

素直な気持ちがいいコピー。

作家なら香りを説明することに専念するだろう。
コピーライターは商品が必要だと思わせる言葉を
見つけられなくてはいけない。

皆がムズムズして言いたいことがあるのに、
うまく言えないことを代弁して言ってあげるのが
コピーライターの仕事です。

絵の浮かんでこないコピーはだめ。

人がおもしろいと思うかなんて考えてもわかるワケがない。
自分が本当におもしろいと思うものをつくるだけ。

そのコピーはビジュアルの説明や補足になっていないか?

自分のコピーに酔うな。酔ったら生活者の視線が狂う。

コピーは、知らないたくさんの人へ書くより、知っている
誰かのために書け。

どれだけ本音をさがせるか。

いいコピーは、その商品が必要な人が見えてくる。

僕は、このコトバたちのおかげでTCC新人賞をいただけました。ありがとうございました。つくづく僕は、コトバに助けられて生きているな。と感じます。それでは、また明日。

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