リレーコラムについて

ビルドのこと

石川透

鈴木武人さんからバトンが回ってきたのには、ちょっとしたワケがある。(と僕はニラんでいる)
武人さんはドラゴンズファン。石川はジャイアンツ。
毎年この時期はコラムどころではないはずなのだが、今年はちがう。
タイガース独走で早くも「今シーズンは終わったなー」モードなのだ。
というわけで、リレーコラム。
ペナントレースの灯は消えかけても、こちらは熱い(?)。

で、新会社のこと。
一応、いまはこれ、書かないと納得されないと思うので、きょうはこの話。
(このせまあい入力ボックスに書き込んでると、誰か読んでくれるのか?という不安にたびたび襲われるが・・・)

5月15日から、電通のサテライトブティックとして新会社を始めた。
メンバーは、
寺田伸一・石川透・河野泰夫・瀬川浩樹・後藤由里子・渡辺裕文・山田慶太の7人。
社名は、ビルド・クリエイティブハウス。

TUGBOATのように完全に電通から「船出」したわけではないので
あまりエラそうなことは言えないが、
クリエイティブとしてフィをもらっていくということが主旨だ。
いや、電通から「そういうことでやってみろ」と言われたというのがほんとのところ。
ま、つまり実験台でもあるわけだが、僕らはけっこう楽しんでいる。
自分たちで社名を決めて、ロゴをデザインする。
ビルをさがして、内装を考える。
料金はどうしよう。この仕事は受けるべきか。
ひとつひとつが新鮮な体験だ。

あと、ビルドにはいわゆるプランナーはいない。
広告はコピーとアートで作るのが基本、と思っているから。
日本では野望であることはわかっているけど、どうせならやってみよう。

いま、7月7日23:30。
先日のオープニングパーティ(来ていただいた方、本当にありがとうございました)で
もらった花やワインなどがまだ置かれている。
人気のなくなったオフィスでそれを見ていると、
こんどはじわじわとプレッシャーも感じてくる。
これでいいものをつくらないわけには・・・。
できなくなった言い訳もふえた。

ただ、そんなプレッシャーも心地よく感じながら、
とにかく思い切り振り抜こう。
そう思っている。

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