トリビアを聴きながら
しかし晴れませんな。なんでも気象庁は梅雨明けの撤回を検討している
そうじゃないですか。もう8月も半ばだというのに・・・。それにしても、
一年で一番景気のいい(経済的に、だけじゃなくてね)季節がこれじゃ、
それこそ泣きっ面に蜂ですよね。僕もボーナスが無くなるところまでは
ある程度予想をしていたけど、夏が無くなるとは思いも寄らなかった。
そんな雨がらみの話で最近知ったんですけど、カッパって日本語じゃ
なかったんですね。いや、河童じゃなくて合羽の方です。合羽橋って
地名にもなるくらいで、てっきり日本語だと思ってました。なんでも
ポルトガル語で「レインコート」という意味だそうで。そうですかへー。
そりゃ八重洲口もヤン・ヨーステンから来てたりはしますが、合羽の場合
あまりにも日本語としてこなれまくってるでしょう。だってね、たとえば
「雨合羽」という単語がありますよね。「あまがっぱ」と読みますが、
これは文法用語で言うところの「連濁」というやつです。清音が濁音便化
するというのは「雨傘」の「傘」、「忍者」の「者」、惣菜の「菜」など、
まあそれ自体珍しいことではない。でも、外来語が連濁するという話は
あまり聞いたことがないですよね。「少林ザッカー」とか言わないでしょ?
連濁のメカニズムは未だにハッキリしていなくて、歴とした日本語でも
同じ条件で連濁したりしなかったりするようです。たとえば「三階」と
書いても「さんがい」と読んだり「さんかい」と読んだりします。
つまり、よほど「ここで濁ろうぜ!」という了解を共有していない限り、
みんながみんな濁って読むということはない。「カッパ」は、もはや
その領域まで達しているわけですよ。これって凄いことですよね。
僕の中では日本語としか思えない状態になってましたからね。
その逆が「ヘドロ」です。これはもう、全く無意識のうちに外来語だと
思ってました。カタカナだし。ところがこの「ヘドロ」という言葉は
神奈川県津久井郡の方言で「ぬかるみ」という意味なんだそうです。
確かに「ヘド&ドロ」な感じは伝わってきますが、一体いつの間に
ぬけぬけとカタカナ表記の座をゲットしたのでしょう。普通に「へどろ」と
書いてやればいいんですよ。強いですよ、「へどろ」。きたねえっ!っていう
感じがして、こっちの方がいいでしょう。ホラーな感じさえしてきます。
てなわけで、最近知った小ネタで無理矢理コラムをでっちあげてしまいました。
明日はもっとちゃんと書こう。でも明日もたぶん徹夜なんだよな・・・。
いや言い訳はよくない。前向きに頑張ろう。負けないぞ。
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