金曜日は呪いの日
TCCのマドンナ福本です。(爆笑)
内田さんにあまりに素敵にご紹介いただいたので、納得いかないとかいう意見が出る前に
自らつっこまさせていただきました。いきなりで、大変申し訳ございません。
今週は、よろしくお願いいたします。
自分のことを書くのはちょっと苦手で、いささかキンチョーしておりますが・・・
さて、このコラムを読んでくださっているのは、ほとんどがコピーライターの方なんですよね。
時々、同業者の皆さんが、どうしてこの職業につかれたのかなぁと、想像することがあります。
きっと一度や二度は、子供の頃に作文をほめられたり・・な〜んてことが
あったのではないでしょうか?
私の場合は、きっかけは「金曜日は呪いの日」でした。
小学校の学級新聞に連載した、スリラー小説です。
そうそう、その小学校は、内田さんのお兄さまが設計に携わられたホテル、
博多中洲は、イル・パラッツオのそばにありました。
級友達は、たいていその辺りの商家の子。
歓楽街の学校らしく、バーや、マージャン屋や、
ストリップ劇場を生業としている家もありました。
「なんしよんしゃった?」「透明のレインコート着て、踊りよんしゃった。」
ステージの様子は、時折、女子達にも報告されました。
レインコートの下に、おそらく着衣はなかったのでしょう。
いや、単なる推測ですが・・
ジャングルジムの上で、人生相談を受けることもありました。
「お母さんの恋人が遊びにくると、家を追いだされる。宿題ができなくて困る。」
みんなで真剣に話し合いました。
宿題をどうすればいいか、ではなくて、
お母さんと恋人は「いったい、なんばしよんしゃっと?」ということでした。
なにもかもが五里霧中のころでした。(笑)
みんな「だいたいわかった。」とかなんとか、知ったかぶりをしていました。
なんなんですかね、だいたいって?
いや、なんだか、書かなくていいことまで、書いてしまっているようです。
TCCのマドンナなのに。(誰も言ってないって!)
リレーコラムには魔物が棲む、とも聞きました。(うそです。)
いや、月曜日の締め切りがきつかったんです。
コピー出しを乗り切った解放感でしょうか?
さて、話を戻しますが、
そんな成熟した(?)環境の小学校で、「金曜日は呪いの日」は、好評でした。
金曜日ごとにクラスからモノが無くなるという、
今思えば、本当にくだらない話です。
でも、次はどうなるの?早く読みたいとせかされて、
始めて、文章を書く喜びを知りました。
月曜日が締め切りいっぱいでしんどくて、
だからいつも土日が、宿題抱えた小学生みたいに浮かない気分でも、
今日評価されても、明日は白紙になるような厳しい世界でも、
なんとなく毎日うきうきと、楽しく暮らせているのは、
金曜日は呪いの日の、呪いなんでしょうか?
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