難しくないですか?

昨日、着ぐるみ見て泣くなんて・・と書きましたが、
だいたい、何見ても泣くんですよ。(笑)
その道の権威。

で、先日知人に、おすすめ号泣映画を聞かれて答えました。
1位、イラン映画の「運動靴と赤い金魚」。
ちなみに2位は、中国映画の「變面」。
大地の子で、お父さん役をやっていた、朱旭さんが主役です。

運動靴はですね、
もう本当に、前が霞んで見えなくなりました。

運動靴を持ってない妹のために、お兄ちゃんが走るんですよ。
走る・・走る・・
何でかって言うと、運動会の賞品が、靴なんです。
足は速いんですよ。
走る・・走る・・
問題ないんです。
でも靴は、2等の賞品なんです。
走る・・走る・・走・・・あら。

速すぎてもいけないんです。(笑)

まぁ、その辺が、前が霞んじゃう原因でしょうか?

監督のマジディさんは、もういやんなるぐらいいい映画を
撮られる方ですよね。
太陽は僕の瞳、少女の髪止め・・
少女の髪止めなんて、テーマは「無償の愛」ですからね。

そんなの映画にするのなんて、難しくないですか?
(はい、難しいです。)

厳しい検閲(あるという話ですが)をくぐって、
どうしてあんな名作ばかりが出てくるのか・・
そうそう、珍しく検閲がなかったという映画もありました。

キシュ島の物語。
キシュ島の観光局が、イラン映画の名監督達に発注したという
言ってみれば、この島のコマーシャル映画なんですが・・

あーもう贅沢。
贅沢、贅沢、贅沢な時間。

難しいことを、やってのけている人達が、
いっぱいいるんですね。