川の話その2
(川の話その2です)
めったに行かないくせに、というかめったに行けないから、
なるべく水がキレイな、遠くの川に出かけていきます。でも
各地で、工事やらダムやらで川が破壊されまくっている
ので、なかなかむずかしいものもあります。
それでも東京から長い時間をかけて移動して、
河原でフネを組んで、流れに乗ると川下りがはじまります。
目の高さは水面から少し上、お尻は水面より下。
透明で、陽が差し込んでいる川底に、自分のフネの影がゆらゆら
映るのが見えると、とても気持ちが良くなります。時々、魚が跳ねたり、
カワセミが魚を狙って水に飛び込んだりします。
たまに流れの速いところで、波にもまれたりもするのですが、
大抵はスピードというほどスピードはでないので、
山間の川だと、両岸の森がじわじわっと迫ってくる感じです。
鉄橋や、川沿いを走る道路は、見上げるほど上にあります。
自動車がすごく速く通り過ぎていって、
こちらは、ゆっくりな時間の流れの中にいる気がします。
いつもの目線より高いところから風景を眺めることは、まあ、ありますが、
低いところから見る風景も、視点が変わってなかなかいいです。
フネから、川岸にいる人に話しかけても、あまり構えられないし、
低い川面の上にポツンと浮いていると、あまり、他の人を意識しないで、
無理なく、ものが考えられます。
そんなことを考えたり、川からの風景を眺めたりしているだけなので、
なかなか一日が終わりません。仕事でばたばたして、あっという間に一日が
終わる日々に、たまにそんな一日が入ると、気持ちが戻る感じがします。
1090 | 2004.01.30 | 川の話(岩篇) |
1089 | 2004.01.29 | 川の話(ガビガビ隊篇) |
1088 | 2004.01.28 | 川の話3 |
1087 | 2004.01.27 | 川の話その2 |
1086 | 2004.01.26 | 川の話 |