リレーコラムについて

ついていけません。

永田豊

はじめまして。
中野直樹広告事務所の納さんからバトンを引き継ぎました永田と申します。
よろしくお願いします。
10日ほど前、コラムの件で納さんから連絡をいただきました。
少しプレッシャーもありますが、がんばります。

大阪に住んで、今年で23年余りになります。
出身は九州・長崎で、学生時代からずっと大阪にいます。
「大阪がとっても好き」だからではないのですが、
これまで、どうしても他に移りたい理由、
あるいは移らなければならない理由もありませんでした。
ま、要は不精なだけなんですが。
長崎にいる頃、大阪に対するイメージがあったかどうか考えていたのですが、
ほとんどなかったように思います。
強いて言えばTV番組の「てなもんや三度笠」、よく見ていました。
大阪に来てインパクトが強かったのが言葉です。関西弁というか大阪弁というか。
九州弁も独特のニュアンスがありますが、関西弁はかなりのものでした。
みなさんよく言われるのが「大阪人の普段の会話が漫才みたいだ」と。
確かにその感はあります。
代表的な挨拶に「もうかってまっか。ぼちぼちでんなぁ。」というのがあります。
昔ほど聞かなくなりました。言えるような状況でもありません。
私自身も関西弁に興味がありましたし、喋れるようになれたらと思っていましたが、
あまかったです。
はじめの頃は話していても、いわゆる「ボケ」に気づきません。
相手がせっかくボケてくれているのに、それがわからないものですから
「はよつっこめや!」とよく注意されました。
その度に、相手に迷惑をかけているような気分になり落ち込んでいました。
緊張の日々が続きました。
それから訓練のために他人の会話に集中するようになり、
ボケに気づくようにはなったんですが、これが遅い。
気づいたときには、話は新しい展開を見せています。
とにかくテンポが速い。どうつっこもうか考えていたら会話が成立しません。
ホント、しばらくは話になりませんでした。

苦悩の日々を経て今日に至ったわけですが、
だいぶ慣れたとはいえ、
未だにあのノリにはついていけません。
でも、できないものはできないし、贋大阪人でもいいかなと思います。
開き直って生きています。

NO
年月日
名前
5805 2024.11.22 中川英明 エキセントリック師匠
5804 2024.11.21 中川英明 いいんですか、やなせ先生
5803 2024.11.20 中川英明 わたしのオムツを替えないで
5802 2024.11.19 中川英明 ドンセンパンチの破壊力
5801 2024.11.18 中川英明 育児フォリ・ア・ドゥ
  • 年  月から   年  月まで