6月27日(月)
こんにちは。
弊社の後藤からバトンを受け取りました、
広告研究所の松田です。どうぞよろしく!
【コラム】
そこまでやるかをやってるか
私はかつて大学で昆虫の研究をしていて、
将来は虫博士になろうと半分本気で思っていました。
で、私が毎日通っていた昆虫学教室には、
奇特な人がたくさんいたのであります。
仲間と昼飯中、虫の話に夢中になったコマツさん。
スプーンにカレーライスをすくって宙に浮かせたまま、
30分くらいガーッと虫の話をひとりで語っている。
みんな飯は食べおわっている。
「コマツさん、飯!」
「あ、忘れてた」
アフリカのザイールに昆虫採集に行ったミゾタ。
現地の子供達を集めてお目当ての虫の写真を見せる。
「これ、とってこい。金やるぞ」
ザイールまで行く熱意があるのなら、
そんなに求めていた虫なら、
おまえ自分で採って来いよ!
フン虫(フンコロガシの仲間)を飼育していたある研究員。
いつもはフン虫の餌を冷蔵庫に保存しているのだが、
そのときフン虫の餌を切らしてしまって、
考えたあげく自分のフンをフン虫に…。
という、とても研究熱心な人々と接してるうちに
「アタシ、もうあなたたちには、ついていけない!」
と、不良グループにあいそをつかした女学生のように
私はその研究生活を辞めてしまいました。
プロの世界には素人に「やっぱりそこまでやるのか!」
と言わせる常軌を逸した行動がつきもの。
そこで、コピーライターの世界。
「キャッチ500本」「ウ○コしながらコピーを考える」
「夢の中でプレゼンしてた」などは、
ハタから見て、「そこまでやるか!」と思える行動にあたるかもしれませんね。
最近の私といえば「そこまでやるか!」ってとこまでぜんぜんやってない!
いつか「松田?ああ、あいつはコピーの変態だから」と言われる日まで、
ガンバリます!
【このCM、なんか好きだ!】
「明治ミルクと、俺と佐野さん」
すっごい好きです。
佐野さんも佐野さんの声も
最後に「俺と佐野さん」を第三者が
外から眺めてる意味不明なシーンも、
「メ・イ・ジ ミルクとコーヒー」という
リズミカルなサウンドロゴもぜんぶ好きです。
【「加齢臭」に怒りの鉄槌】
近ごろ「加齢臭」という言葉をよく耳にしますが、
あれがどうにも好きになれません。
「加齢」といういかにも冷たい表現に
「臭」とこれまた遠慮のない言葉選び。
「あなたは年寄りです。そして臭いです」と
英語を直訳したようなデリカシーのなさ。
だからといって「シニアフェロモン」のような
ぬるい言葉がいいかというと
それもどうかと思うので
とりあえず「加齢臭」でいいです。
勢いあまって、初回から
3コーナー仕立てでお送りしました。
どこまで続くかわかりませんが
1週間よろしくお願いします。
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