まじめは正義にあらず
まじめだね。
と、たまに言われます。言われてしまいます。
“クリエーター”は不真面目なほうがカッコいいし、
仕事もデキそうな気がします。なのでそう言われると、
A まじめで、いいコピーを書く人
B 不真面目だけど、いいコピーを書く人
C まじめだけど、コピーは下手な人
D 不真面目だし、コピーも下手な人
の4人がいたとしたら、自分はCになっちゃってるん
じゃないかと、いや〜な気持ちになります。
突然、ド金髪で出社してみたりします(2002年当時の話)。
一緒に仕事をする人のためにはAのコピーライターが
理想ですが、Bもまた、カッコいいです。でもBをめざして
Dになるのは怖いので、何となく“まじめ”してる。
自分なんて、そんなもんなんじゃないかと落ちこむわけです。
以前I&S BBDOの関一行さんにですね(経緯は省きますが)、
クリエーターは、まじめに頑張りましたということが(それだけでは)
評価の対象にならない職業なのだ、というような内容のことを
言われたことがあります。
あいつ頑張ってたけど、つまんない広告だよね。
ということになったら、認めてもらえない職業なんだなあと。
アイデアにお金を払ってもらう以上あたりまえのことなのに、
言葉にされるとズーンと重く感じました。
頑張ったんだから、いいじゃない。しょうがないじゃない。
やはりどこかで甘えてたんです、私は。
とは言え、頑張ってたら結果がペケでもいい仕事なんてあるんかい
というと、程度の差こそあれ、あまりないような気はするのですが。
(つづく)
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