リレーコラムについて

走る女

荻野綾

コピーライターのおぎのです。
最近、走っています。
カラダのために。健康のために。
という立派なものではありません。
必然に迫られた全力疾走です。
家から駅まで。駅から会社まで。

9時半出社。
新しい会社に入って
9日ほどしか出社していませんが、
情けないことに、この規律とのバトルを
毎日展開しています。

常時、上が100を超えない低血圧と
献血にいっても血を採ってもらえない貧血症です。
いえ、別に言い訳ではありません。
ほんのひとりごとです。

走る女について、以前、おもしろいなと
思ったことがあったのですが。
企画の打ち合わせをしていたとき
「だらしのない女って、どんな女だろう」
という議論になり、
「駅とかを走ってる女の人」と言った子がいた。
えー、どうして? 走ってる=だらしない、が
すぐに結びつかなかった私としては、理由が気になり。
その子曰く、走ってる→いつもギリギリの行動→
時間管理のできない女→だらしない女、
となるとのこと。
なるほど。言われてみれば、そのとおり。

私としては、走ってる→大事な約束がある
→それを守ろうと必死→いつも一生懸命→人を待たせたくない→
義理がたいなぁ→責任感があるなぁ→いいヤツだなぁ。
という好意的な構図を持っていたので
まったく逆の反応にちょっと驚いたのですが。

人の行動、しぐさ、言葉も、きっとそうですが、
とらえ方は、人それぞれ違ってあたりまえだよなー。
というもっともらしい結論を、一瞬アタマに描いたものの、
もしかして、自分が持ってた「走る女像」って、
いつも走っている側の都合のいい解釈?
といいますか、単なる弁解、自己弁護、ということでしょうか。

明日は、歩いて出社します。

NO
年月日
名前
5805 2024.11.22 中川英明 エキセントリック師匠
5804 2024.11.21 中川英明 いいんですか、やなせ先生
5803 2024.11.20 中川英明 わたしのオムツを替えないで
5802 2024.11.19 中川英明 ドンセンパンチの破壊力
5801 2024.11.18 中川英明 育児フォリ・ア・ドゥ
  • 年  月から   年  月まで