リレーコラムについて

あぁ勘違い。

津田大介

自信満々の言い間違い、痛いですね。

「ジンギスカン流行ってるよねぇ〜、ラム肉ってダイエットに良いっていうしね。『カルチニン』が脂肪を燃やすからさぁ、・・・」
「それは、『カルニチン』(笑)!」

言葉を操る職業のはずが、結構言い間違えるんです、僕。

『アボカド』も、『アボガド』だとずっと思ってました。
『ホットドッグ』を、つい『ホットドック』と言ってしまいます。
『人間ドック』の時、『人間ドッグ』と書き込んだり。ワンワン。

こんな僕を産み育てた母親は、もっと強者です。思い出せるだけでもこんなに。それは、僕が中学生の頃・・・
「大介、見な! サザンオースターズ出てるよ、テレビに!」(惜しいっ!)
「海兵隊は、紅白で『贈る言葉』歌うのかね?」(アイアイサー!)
「RCセレクションのテープ、片付けなさいっ!」(選りすぐり!)

アーティスト名だけではありません。
「やっぱ、バカチャンカメラだと写り悪いわねぇ」(なんかかわいい。)
「肉より魚にした方が、身体にヘルティーだよ、大介。」(地獄茶!?)

電通に入ると、そんな母に似ている、派遣社員の女の子に出会いました。
「チェミストリーとか聞きます?」(聞きません。)
「セックスシンス見に行きません?」(見れるもんなら見たい。)

ちなみにこの女性、行き先表示板の書き間違いも愉快でした。
「『寸外 すぐ』って書いておいてね。」と電話で告げたのに、表示板は
『駿台 すぐ』。(浪人アキバ系)
「『目黒109 ノーリターン』にしといて。」と伝えたのに、
『渋谷109 ノーリターン』。(ガングロギャル系ノータリーン)
あまりに素敵な間違い方で、むしろ褒めてあげたくなりました。

そんな環境に生きてきた僕です。許してください。
明日から『カルニチン』ってスラスラ言えるようがんばります。

最後に。
つい先日、母と電話で話した時のこと。
「電通のじゃないかい?あのCM。(エーザイのセルベールという)胃薬CMにさ、姉歯さんが出てたんだよ。いいのかい?出して。」
我が母、見間違いでも健在ぶりを発揮。
(確かにチョイ似です。お確かめあれ。)

暖かかったり、寒かったり。風邪がはやっているようです。ご自愛を。

NO
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