漫才の不幸
落語にはまる前は、漫才にはまってました。
そうです。今日も広告の話はないとおもいます。
3年連続で、年末の漫才のグランプリの準決勝に通いました。
通いました、というのは東京と大阪2会場であるためで、そうです、
そのためだけに大阪にも。
80組近い芸人のネタを2日間、ずっと見る。
この準決勝、選りすぐられた上、ここを超えれば年末のゴールデンタイムなので
レベルがものすごく高い。
ネタ×芸人、更に分解すると
モチーフ×アイデア×ボケ×ツッコミ。
会場で録音は禁止されていてもちろん違法行為なのですが、覚悟して撮っておくべきだったと思うのは、3年前のポイズンガールバンドと去年のザパンチのネタ。
それは、それが面白かったからではなく、それがものすごく面白かったからで、それがものすごく面白かったにもかかわらず、そのネタは消えるかもしれないし、それどころかその芸人は2度とそのレベルの芸を自分の前で披露してくれないかもしれないからだ。
コントはまだいい。
トークだ司会だパーソナリティーだ挙句の果てにUNOに出る!(箭内さんごめん!)
落語家の不幸として笑点のおおぎりが挙げられるかもしれないが、(実際、あれが落語家の仕事だと思われているというマクラはすごくよく聞く)漫才師はその比ではない。ある漫才師を知っていてもネタはみたことをない場合の方が下手をしたら多いのではないだろうか。
だから、下手すると、準決勝の日が漫才師のピークだったりすると思うんですよ。
あー今年も楽しみ楽しみ。
明日こそ生意気に広告を語ります。
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