リレーコラムについて

広告学校 !

丸原孝紀

このコラム欄の下にある、
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その人が書いたコピーが表示されます。

私の前の武井さんは
「お祭りに招待します。血祭りです。」
そして私が
「他の雑誌だったら、全ページ袋とじ。」

血祭りと袋とじ。
なんともグロい組み合わせですが、
私たち二人の関係はとても爽やかです。

さて、コラム二日目は、
私が初めてコピーを書いた、
「広告学校」の話です。

そのとき私は入社二年目でした。

そもそも、広告って面白そう、
くらいの気持ちで入社した私。

営業に配属され、
先輩から数字のことでボコボコに絞られ
(私は数字に弱いのです)、
関西弁が出ると黙れと言われ
(私は京都出身なのです)、
会社では完全に萎縮し、絶望していました。

しかし同時に、私が思い描いていた
「面白そう」をやっている人たちが
クリエイティブという部署にいることを知り、
なんとしてもクリエイティブに行きたいと
思うようになりました。

そこで、
ホンマもんの「クリエイティブ」の人たちから
話が聞ける「広告学校」に行くことにしました。

コースはコピーが学べる「月組」です。
言葉だったら、どんな仕事をするにしても
役に立つだろう、それくらいの気持ちでした。

実習の講師をされていたのは、
鈴木康之さん、前田知巳さん、
神谷幸之助さん、谷山雅計さんの四人。

それまでコピーなんて
書いたこともなかったので、
とても刺激的でした。
毎回いちばん前の席に座って、
かぶりつきで講義を聞きました。

そのときのノートは今でも宝物です。
何度読み返しても発見があります。

受講するまではコピーなんて
意識すらしていなかったのに、
終了するころには、
どうしてもコピーライターになりたい!
と思うようになりました。

相変わらず会社では死にかけでしたが、
心の中に「コピー」という光が射したことで、
本当に死ぬことはありませんでした。

広告学校で指導して下さった方々には
感謝の気持ちでいっぱいです。

特に、会社をやめようと思っていた私に
何度も「絶対にやめるな」と言って下さった
谷山さんには本当に感謝しています。

ちなみに、
TCC新人賞の同期には、
このときの同級生が2人もいます。
坂東英樹さんと、横山慶太さんです。
素晴らしい同級生といっしょに
勉強できたことにも感謝しています。

★広告学校の32期月組だった方、
今はどうされてるのでしょうか。
もしこれを読んでいらっしゃったら、
メールをいただけるとうれしいです。
eco_groove@ybb.ne.jp

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