理科
中里耕平
街を歩いていて突然、
「パブロフの・・・?」と誰かに問いかけられたら。
ぼくは間髪入れずに「犬!」と答えるにちがいない。
「ふう、条件反射の代名詞を
ちゃんと条件反射的に答えられたぞ」
という満足感に浸ることであろう。
ただし、「たらちねの・・・?」と問いかけられた場合も、
即座に「母!」と答える気がします。
その日からは、たらちねの母も
条件反射の代名詞に仲間入りです。
条件反射といえば、
会社でADから聞いたいい話があります。
美大予備校で、
平面構成の実習をしていたときのこと。
(平面構成とはここでは、絵の具で絵を書く時間、ぐらいに思えばよさそうです)
教室で、どこからともなく
ブドウのにおいが漂ってきたのだといいます。
その瞬間。
ADの友人のBさんは、
思わず、たらちねの母状態で、
紫色の絵の具のにおいを嗅いでしまったそうです。
先生がブドウ味のガムを噛んでいただけだったのに。
なんかこれ、感動的な話だと思いませんか。
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