松井亘平君ありがとう。村田徹さんありがとう。
まずコラムのバトンをくれた松井君のこと。
数年前、今後2、3年続くチームの人選をしていた時、
真っ先に思い浮かんだのは松井君でした。
ひと通り僕の話を聞いた後、松井君は
「声をかけて頂きうれしいんですが」と丁寧に前置きしたうえで、
「実はオグルヴィに行くんです」と僕を見た。
あまりにも意表を突かれて声が出なかった。
が、すぐに彼の決意が固いことを知った。
僕自身がそうだったからだろうか。
次の自分を始めようと、一歩踏み出す人が好きだ。
やるじゃん。松井くん。応援するよ。
◆◆
その後、カンヌの船上でのこと。
松井君から小田桐さんを紹介された際、
「松井君は頑張ってますよ」とお聞きしたが、
その中身までは知らなかったし、
まして、“寡黙な”松井君は決して自分を語らない。
だから、松尾卓哉さんのコラム(2293)で
松尾さんと松井君の師弟関係の実際を知り、
とてもうれしい気持ちになりました。
改めて松井君の“根性と野心”に心から拍手を贈ります。
松井君、これからも素敵なコピーを書いてください。
いつまでも応援しています。
そして声をかけてくれて、ありがとう。
素直にうれしかった。
◆◆
さて、松井君が過ごした濃密な師弟関係と同様の時間を、
僕も若い時に過ごしたことがあります。
その人は厳しかったし、今も厳しい。
で、その人と僕との間にいた村田徹さんは、
僕にとっては兄貴のような存在でした。
3年半もの間、僕は村田さんにとても助けてもらった。
実力という距離ははるか先だけど、
その背中はかろうじて見えている。
村田さんの柔軟性と才能を体に吸収したい。
だから僕は村田さんの背中を見ながら頑張った。
頭脳明晰で、かつ素敵なコピーを書く村田さんには、
今でもかなわない。
何でも相談できて、何でも教えてくれた、
村田さんには今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
そんな村田さんに、僕からのバトンを渡したいと思います。
◆◆
今、大活躍している松井君からのバトンを
村田さんに渡せることが、とてもうれしい。
◆◆
全5回、毎回長くなりましたが(苦笑)、
お読み頂きどうもありがとうございました^^
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