人の意見は聞いた方がいい…のか
こんにちは。佐藤義浩です。
昨日のやつ、長くてすいません…。
えらそうにコピーの話とか書いてますが、
実はTCCは新人賞以来なにも賞取ってないんですよね…。
人に書かせるばっかりで…。
どうも文章が冗漫でわかりにくくていけません。
と言っても、急にうまくなるわけではないのでご容赦を。
まあ、その分、おかげさまで部下は育って、
先週担当の東畑とか、篠原誠とか、すごく優秀だし、
今年最高新人賞をいただいた日下もうちの部だし、
いっしょに仕事してる若手は、山本渉とか、橋口とか、小澤裕介とか、
みんな今年新人賞取っちゃったし、
高崎卓馬とか、ぺーぺーのころ、ボクの下にいたし
(↑これは本人は言われたくないかもなあ)
なんだかすごいです。宗教とか始めようかな。
私に手をかざされると賞が取れる…みたいな。
ま、冗談はさておき、
そんないっしょにやってる優秀な若手のおかげで、
こんなふうに偉そうにしてるわけで…。
ボクの仕事のやり方は、やっぱりチーム、ということになります。
チームでやることで、自分のわからない世代のこともカバーできるし
いろんなアイディアを融合させてどんどん成長させていくこともできる。
昔はもっといろんなチームがあって、すごくいい仕事してたけど、
最近はどんどん個人化していて、ボクらみたいのは、
かえって珍しいのかもしれません。
というふうに、チームのよさ、をすごく大切に考える反面、
最近すごく思うのが、人の言うことばっか聞いてていいのかよ。
という、まったく逆のことだったりします。
昨日の話ともつながりますが、いまどきのターゲットの多様化は、
メディアの広がりとも相まって、まあ、すごく複雑なわけです。
それを管理して、情報を発信していこうとすると、
それを何らか客観的に判断することが必要になってくる。
必要というよりは、そこに頼らざるを得ない感じですね。
で、最近やたらとでてくるのが「調査」というやつです。
ユーザーの生の意見を吸い上げて〜とかいうやつ。
データが言ってることだから間違いはない。
それは確かにそうなんでしょうが、
そこにあるのは、大まかな空気であって、
実は「当たり前」が見えているだけだったりします。
それを単純になぞって、当たり前を表現する。
発信する側は後ろ盾があってラクなんですけどね。
昔、本田宗一郎という人が、
なんでプロのわれわれが素人の意見を聞かなきゃいけないんだ。
という意味のこと(たぶん正確ではない)を言ったそうです。
これって今の時代、逆にすごく心に響くことで、
やっぱり時代を切り開くものって、
一人の人間の思い込みでしかできないんですよね。
この考え方は、いつの時代にも正しい。そう思います。
多様化している今、一人の思い込みは逆に動きにくくなっています。
だけど、だからこそ、一人の思い込みを、
逆に生かして、その考えを核にいろいろとつなげていく必要がある。
チームで動いていくときにも、そこに必要なのは多数決じゃなくて、
誰かの思い込みを、いろんな角度からひろげていくために
チームが機能していかなくてはいけない、と思うわけです。
メディアのこととか考えると、一人の思い込みを、
一人の力で実現していくことはすごくむずかしいです。
少なくとも、そんな大変なこと、ボクは嫌です。
だからこそ、チームを大切にしたい。ラクをしたい。
だからボクは若手を育てます。
というか、やる気のあるやつは勝手に育っていくんですけどね。
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