ゴルフの鈴木になっちゃったぁ〜
夏前に作家の喜多嶋隆さんと20年ぶりに会い、
彼の縄張りの葉山でゴルフをやりました。
私にとって喜多嶋隆はユーモア・コピーの懐かしい名人の名前ですが、
世間では、海風の吹く青春痛快小説の人気作家。
彼が初のゴルフものを書いたのを広告で知って、
私が週刊ゴルフ誌に長年連載しているエッセイで取り上げようとしたら、
彼も読んでいてくれたものの、今の「鈴木康之」が、
彼の作品も収録されている『名作コピー読本』初版の著者・鈴木康行と
同一人物だとは知らなかったようで、驚いていました。
あのころ、『アサヒゴルフ』という雑誌があって、
その編集長が新しいゴルフの物書きを開拓しようと、私に書かせました。
以来、コピーとゴルフの二足のワラジを履いてきました。
ゴルフマナーの本が、『名作』以上によく読まれまして、
いまだに版を重ねています。
英国ゴルフミュージアムにも所蔵されたりして、ハクがつきました。
もう6冊出しました。あっちこっち講演に呼ばれています。
そのゴルフマナーの本のデザイナーはADの副田高行さんですが、
彼はデザインの前に原稿を読み、
「これって『名作コピー読本』と同じじゃないですか」と言ってくれました。
さらに嬉しいのは、その本の正統・質素ゴルフに共鳴してくれた
TCCの村田幸一さんや副田さん、片岡朗さんたちと立ち上げた
ピーターズクラブが業界を越えて70人ほどのクラブに育ったことです。
この10月に第100回記念の月例会を開くことになったことです。
紫垣樹郎さんはいちばんの飛ばし屋です。
渡良瀬の河川敷でやっていますが、
この日は私のいちばん幸せな日です。
クラブハウスも建っています。ホームページです。みんなわいわいです。
TCCでのかつてのAWAの仲間たちのように、
ピーターたちはよく集まってはよく飲んでいるようです。
運営は私の手を離れています。
私はワイフと出かけて行って、遊ぶだけ。
いろいろ楽しんだから、この先の目標はエージシュートです。
80歳少し前が出やすいところらしい。それまでは頑張ります。
そのあとは、葬式無用、と告げてあります。
海に散骨してくれれば、灰がいつか、
私の半身が帰りたがらないで向こうにいたままでいる
スコットランドにたどりつきます。
年寄りの長話におつきあいくださり、ありがとうございました。
リレーは川辺京さんにお渡ししたい。お願いします。
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