リレーコラムについて

2008小林大的大事件 部活、ふたたび

小林大

オトナ部活が流行っているらしい。

小林も今年「映画部」結成に参加した。
その内訳は、30代男性会員4名。3.5人独身、0.5人妻帯。
ずいぶんとダメな雰囲気満載です。
映画部は、このダメな感じそのままに
20世紀最大の娯楽?である「映画」を酒のあてに、
だらだらと映画話をする、というほんとにダメな会なのであります。

しかし、楽しかったんですよね、これが。
まずは、という感じで4人の人生史上ベスト10を発表しあったのですが‥、
予想通りけっこうかぶりまくり。
ブレードランナー、ウォン・カーウァイ。大人気であります。
もちろん、ジャン・リュックのゴダール先生も。もうおわかりですよね。
なんかもてない雰囲気ですよね。

てゆうか、ベスト10の発表ね。って前から言ってるのに、
「ゴメンゴメン、今から考える」と60本くらいあるリストの中から、選びだすヤツもいまして。
なんか、ほんとに広告業界は「いい」加減です。

これが、学生時代だったら、つぼ八とかで本気で説教ですよ。
「お前さぁ、ゴダールに失礼だぞ」とか?
わ!うざ!うざすぎ!
ミッション系女子大の彼女とか出来ないタイプです。確実に。
でも、もう大人なんで、めちゃめちゃ「ゆるゆる」でいいんです。
そんな、飲みなのか部活なのかわかんない「ゆるめ」の会合がオトナ部活。

ニューヨークのちょっとスノッブな人たちの間にも
同じような流行がある、と記事で読みました。
なんでも「小説クラブ」みたいなのがあって、今週のテーマは
「ジョゼ・サラマーゴ」みたいな感じで、
飲みながらサラマーゴについて語るらしい。
ま、僕らの部活より、全然マジらしけど。

あ。JRAのキャンペーンCLUB KEIBAもそういった
世界的な動きであるオトナ部活に注目・描いている、
のですよね?
あ。関係者の皆さん、あってます?

では、ここで我が映画部オススメの2008年の一本。
「ダークナイト」です。日本では全然騒がれなかったですねぇ。
全米歴代興行成績2位にもなったのに‥。
いやぁ、亡くなったヒース・レジャーの演技はもとより、
全編に渡る緊張感ったら、ありゃしませんよ。
あんな傑作つくちゃって、クリストファー・ノーランは次どこへ
行くだろう?‥ま、続編つくるんだろうし、ノーランは
インソムニアとかプレステージみたいに「えっ!!!??」
みたいな作品つくるんで、心配してませんが。
あ。僕なんかに心配されたくないですよね。

今年のベスト1はあと何日かで刷新されますかね?
でも、ほんとのこと言うと、今年はひと月以上入院、
ふた月くらい新作映画見れない時期があったんで、
「あっちの方が俄然良かった」っていうご意見は
あると思います。そういった貴重なご意見は絶賛受付ますので、
よろしくお願いします。
‥ってどうやって?
さて、映画部次回のテーマは「スコセッシ」!
なんですが、開催時期は未定です‥。ね、ゆる過ぎでしょ。

ではでは、次のコラムは↑にも書いた32日間の入院話です。

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