ライバルはどこだ。(反省文にかえて)
コピーライターの仕事が、
言葉で価値をつくる仕事だとしたら。
ここ数年で最高の仕事をしたのは、
村上隆じゃないだろうか。
「スーパーフラット」
そのキャッチコピーは日本の芸術の特異性を
世界にプレゼンし、莫大なお金銭的価値を生んだ。
コピーライターの仕事が、
言葉で変革を生むことだとしたら。
ここ数年で最高の仕事は、
旭山動物園ではないだろうか。
「行動展示」
そのコピーは、動物園のあり方を変え、
北国の小さな動物園を成功に導き、
いま、世界のお手本になっている。
広告づくりが、幸告づくりだとしたら。
いま日本でいちばん幸せを提示しているのは
スタジオジブリじゃないだろうか。
もしくは、ディズニーランドか。
常に目に入る存在とばかり、競争してしまいがちだけど。
本当に刺激をくれるライバルは、少し遠くにいる。
そういうものじゃないかなぁ、と思います。
組織だけでなく、個人でも同じこと。
だから僕は、ライバルと言うと
別世界で生きている友人をいつも思い浮かべます。
官僚になったアイツは、どんな目線で世の中をみてるんだろう。
職人になったアイツは、どんな想いでモノづくりしてるんだろう。
学者になったアイツは、どんな問題意識を追求してるんだろう。
と、常々思っていながら。
昨日、アフリカから帰国した
大切な友人の「おかえり会」をすっ飛ばしてしまいました。
ライバルたちとの再会を、
仕事を言い訳にフイにしたわけです。
ごめん!ごめんなさい!
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