もしも自分で会社をつくるなら
志伯健太郎
幸運なことに、あつかましさも手伝い。
この2年間で、30社近く、海外のクリエーティブ・エージェンシーを見学させてもいました。そうしているうちに、だんだん、理想形が見えてきました。
もしも自分が会社をつくるなら、こんなオフィスがいいんじゃないかな10則。
1:低層階・高天井・オープン
2:一人あたりのスペースが広い
3:高台・庭付き
4:カラフルbutアンチゴージャス
5:窓が多く、そして、窓に背を向けない
6:多国籍・多世代・他業種
7:無駄な人員がいない・ヒエラルキーがない・生活感がない
8:電話している人が少ない
9:箱が新しすぎない
10:利便性はさておき、環境がいい
以下、補足します。
1:やっぱり、広告は地に足の着いた職業であるべきなので、あまり高層階から下界を見下ろしながら、最近の世の中は〜 とか語るのは難しい、というか、肝心の世の中とズレる気がします。あと、煮詰まったときにさっと外の空気を吸えるためにも低層階のほうがいい。オープンて言うのは、欧米のエージェンシーでは、コピーライターとADが二人一組で個室を与えられる会社も多いのですが、僕はあまり良いと感じなかったから。息がつまりそうだし、ちょっとブロイラーっぽいな、と。見渡せる空間のほうが良いです。
2:当たり前ですよね。
3:低層階でも立地が高台なら抜けがよくて気持ち良さそう。屋外空間は、たいてい、屋上か庭になるんだけど、やっぱり、庭がいい。芝生に座って打ち合わせをしている会社がありましたが、すごく良さげだった。
4:カラフルってのは、自分の家では絶対やらないだろうなっていう色使いのほうが仕事する気になりそうだから。アンチゴージャスっていうのは、なんか、ゴージャスなオフィスって実がなくてダサい気がするので。もし自分がクライアントだったら気分悪いだろうし。
5;窓は横にあるのがいいですね。前だとまぶしい、後ろだと風水的に悪い。
6:多国籍多世代のほうが面白いと思う。他業種って言うのは、そのビルとか建物の中に、いろんな会社が入っていて、トイレで会って、どうも、と挨拶したり、あの子かわいいね、とか会話したりするオフィスが健全だと思うから。
7:あたりまえですね
8:電話する人は、ノートパソコン持って、電話する場所に移動してくれるとありがたいなぁ、と。分煙みたいに。難しいでしょうけど。
9:オフィスなんだから、ピカピカじゃないほうが気持ちいいと思うのです。
10:利便性より環境のほうが重要な気がしました。快適で幸のある環境で働きたい。ネットとメールとスカイプとケータイ、、、、と、あらゆる情報手段があるわけですし。日本なら、鎌倉・葉山・軽井沢、辺りがいい気がします。札幌がいいって言う人もいました。
以上、会社をつくるなら、と言うより、オフィスを構えるなら、という話しでした。
かなりどうでもいい私見なので、気にしないでください。
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