リレーコラムについて

病み上がりコピーライターの憂鬱(2)

米村大介

こんばんは。

病み上がりで顔色が悪いのか、

真っ昼間から職務質問を受けました、

米村大介です。

入院してるときは、柄にもなくネガティブで、

余計な心配ばかりしていました。

ま、ヒマだからしょうかないんですけど。

たとえば。

退院して仕事に復帰するころ、

コピーライターという職業がなくなってたらどうしよう。。。

とか。

「んなこたない」という自分がいて、

「いやあるかも」という自分がいて。

たとえばこの時期、宣伝会議賞。

あの応募総数もすごいし、

二次審査通過してるコピーとか見てたら、

いい絵がつけば面白いなーってのいっぱいあるし。

あの熱気がビジネスになったら強いと思うんです。(&こわい)

で、ここ最近のネット事情からすれば、

すべての人に発信力のチャンスがあるわけで。

素晴らしいCDがそこにいて、

ネットを通じてコピーディレクションができれば、

ひとつの仮想的なクリエイティブポータルができるんじゃないかと。

それこそ、一億総コピーライター時代なるものが来たとしたら。

一人の天才より、万人のアイデアを求める仕組み。

あ。人海戦術のネーミング作業なんて、ばっちりじゃないか。

いかん。そんなこと考えてたら

ほんとにコピーライターなんていらんわ!って

気分になってきたじゃないか。

どんどん弱気になって、変な夢まで見始めたので、

岩崎俊一さん著の「幸福を見つめるコピー」を読んだ。

ううう。

病床で弱ってるとはいえ、

まさかコピーで涙ぐむ日が来るとは思わなかった。

まだまだ、コピーライターには無限の可能性がありますね。

白い天井をぼーっと見ながら、そんなことを思ったのでした。

すっごい、いい本です。ボディコピー写経したくなります。

もう一度、コピーライターとして立つために。

病み上がり米村大介。

リハビリ絶好調です。

明日もサボらず続けます。

NO
年月日
名前
5719 2024.07.12 吉兼啓介 短くても大丈夫
5718 2024.07.11 吉兼啓介 オールド・シネマ・パラダイス
5717 2024.07.10 吉兼啓介 チーウン・タイシー
5716 2024.07.09 吉兼啓介 吉兼睦子は静かに暮らしたい
5715 2024.07.08 吉兼啓介 いや、キャビンだよ!
  • 年  月から   年  月まで