酔いどれ日記 2
テレビで見た芸能人の名字が、
前の会社の先輩と同じでした。
思い出してしまいました。その人に、
「うーん、正直言って
君のコピー、好きじゃないんだよなぁ」
と言われたことを…。
コピーライターになりたての頃です。
いま思い起こすと(思い起こしたくないけど)、
そんなにキツイ言い方ではなかったし(と思いたい)、
あくまでコピーのことを言った(と思いたい)のでしょうが、
私としては存在そのものを否定されたような気がしました。
コピーライターになったはいいけど、
書いても書いても自分のコピーが通らない。
宣伝会議の講座でコピーを書くのと
仕事でコピーを書くのとでは
こんなに違うのかと…と惑っていた時期でした。
そんな私を救ってくれたのが、
1988年のコピー年鑑のC部門の講評。
小野田隆雄さんの言葉でした。
「レトリックよりも大切なこと」と題されたそれは
当時、百貨店を担当していた私にとっては
まるで自分に語りかけてくれているようで、
何度も何度も読みました。
コピーを三枚とって、会社と自宅の机の前に貼り、
そして手帳に挟んで持ち歩きました。
もちろん、私には経験も能力もなくて、
相変わらずダメ出しばかりくらっていたのですが、
とにかく、これを目指そう、心がけようと。
その時で7年前、現在から遡ると22年前の文章ですが、
いま読んでも、励まされたり、戒められたり、
あの頃の自分を思い出して恥ずかしくなったりします。
興味があるかたは、
汐留のアド・ミュージアム東京の
広告図書館で読むことができます。
一昨日の酒量 赤ワイン3/4本
一昨日の肴 チーズ きゃらぶき
卵を溶き入れたマギーブイヨンスープ
一昨日の酔度 映画「薔薇の名前」を見ていて思い立ち
クリスチャン・スレーター好きの友達にメール。
え?べつに好きじゃないよ。と返信され戸惑う…