リレーコラムについて

最後に、大貫冬樹です。

大貫冬樹

初日に「名前だけでも覚えて…」と書いたばかりに、
名前を前面に出して展開することになったこのコラム。

最後にあつかましいお願いではありますが、
僕のフルネームを声に出して
読んでみていただけないでしょうか。

 おおぬき ふゆき

何かお気づきになりませんか?
まるでカラオケでケツメイシやGreeeenの
ラップ部分を歌っているときのような、
心地いい感覚を覚えませんか?

人から言われることもたまにあるのですが、
僕の名前は韻を踏んでいます。「ぬき」と「ゆき」。

東京生まれヒップホップ育ちとはまったく無縁の、
静岡生まれフォークソング育ちの父が、
3日目のコラムに書いた理由でつけた名は、
たまたま韻を踏むという結果をもたらしました。

韻の定義をちゃんと知ってはいませんが、
名前でここまで明らかに韻を踏んでいる人は
探してもほとんどいないはずです。
確認のために、もう一度読んでみてください。

 おおぬき ふゆき

確認のつもりが、ここで新たに
別のことに気づいた方はいらっしゃいませんか?

僕のフルネームは「大雪 吹雪」と酷似しています。
苗字と名前の一文字をおなじ段の字に入れかえて、
しっかり意味を成す言葉になる。これも珍しいことです。

ちなみに、今年の2月、雪が積もりかけた都内の道を
クルマで滑りそうになりながら走っていると、
彼女が「大雪不向き」だねと言いました。
この方がさらに意味を成していることに気づき、
ほぼ30才にして発見した名前の神秘にかなりの興奮を覚えました。

もちろん、みなさんもご察しのとおり、
名前が韻を踏んでいて、「大雪 吹雪」や「不向き」と似ていて、
トクをしたことなど一度もありません。
しかし、おかげでこうして5日目のコラムも、
名前の話でいちおう書くことができました。
決して無意味なことではなかった。はじめてそう思えました。

リレーコラムを書かせていただき、ありがとうございました。

せっかく新人に回ってきたバトンなので、
来週も新人の方にお願いしたいと思います。
おなじ電通4CR局の八百朗(やお あきら)さんです。

八百さん、よろしくお願いします。

NO
年月日
名前
5719 2024.07.12 吉兼啓介 短くても大丈夫
5718 2024.07.11 吉兼啓介 オールド・シネマ・パラダイス
5717 2024.07.10 吉兼啓介 チーウン・タイシー
5716 2024.07.09 吉兼啓介 吉兼睦子は静かに暮らしたい
5715 2024.07.08 吉兼啓介 いや、キャビンだよ!
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