まぎらわしい本音。
こんにちは。
東京コンサルトの松田脩と申します
本日もよろしくお願いします。
これまではくだらない内輪ネタで
自分の感情をごまかしてきましたが、
今回は正直なお話しをしたいと思います。
まぎらわしくて、ごめんなさい。
今年、僕はTCC新人賞をいただきました。
6度目の試みでした。
はじめての出品は25歳。
僕は自信に満ちあふれていました。
当然、通知がくるものだと意気揚揚とかまえていました。
落選。本気で何かの手違いだと思いました。
26歳。
落選。理解できませんでした。
周りのみんなも絶対にいけると言っていました。
自分自身もそう思っていました。
なのになぜ。頭がクラクラしました。
27歳。
落選。くやしくてグチャグチャになりました。
これまでの自信が、執念に変わりました。
リミットを30歳に設定。
「絶対に獲る」、自分と約束をしました。
28歳。
落選。何がよくて何が悪いのか。
入賞の基準がまったく読めませんでした。
リミットまであと2回。
胸が押しつぶされる想いでした。
29歳。
落選。次がラストチャンス。
広告制作者として最後の一年、と覚悟しました。
そう思うと、急に冷静になりました。
広告のターゲットは審査員じゃない、
正しく機能するものをつくろうと思いました。
そして、会社の朝礼で宣言しました。
「TCC新人賞を獲ります」。
30歳。
受賞連絡。「獲ったみたいですよ」。
声が出なくなりました。
涙でぐちゃぐちゃになりました。
ぼろぼろの泣顔をたくさんの後輩に見られました。
その夜、めったにしない晩酌をしました。
入賞をしてもやっぱり、
缶ビールはまずいと思いました。
31歳まで、あと3か月。
この先も僕の広告制作者としての人生は続きそうです。
しかしこうやって振り返ってみると、
これまでの自分がいかにアホで、愚かで、自分勝手で、
ダメな人間だったか、よくわかったような気がします。
ひょっとすると、
その本質は今でも変わっていない
のかもしれません。
事実、会社では
チンピラと言われています。
上司にも楯突きます。
嫁にもよく愛想をつかされます。
間違いなく扱いづらい
人間なんだろうと思います。
ですので、
これからは人間磨きに精を出します。
次の目標はヒールからベビーフェイスへの転向。
目指すは、ハルク・ホーガンです。
一生懸命がんばります。
明日から本気出します。
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そんなわけでみなさん、
5日間お付き合いありがとうございました。
僕にとっても自分を見つめなおす良い機会になりました。
さて、次のバトンですが、
これまでの流れに逆らうことなく、
新人リレーでお送りします。
来週は、K’s AUTO「この傑作を育てたのは、メーカーではなく日本の国土かもしれない。」
で新人賞を受賞されたクリエイティブオフィス・タブコの
多胡伸一朗さんです。
受賞作品の制作秘話は、必見です!
多胡さん、よろしくお願いします!