リレーコラムについて

BBQ

辻毅

今日はリレーコラム最終日。
しかし暑いですね。夏ですね。
夏といえば、バーベキューですよね。
BBQ、お好きですか?
ちょっとわくわくしますよね。

春が来て季節が良くなった週末、天気のいい屋外でBBQ、
ちょっとセレブでハイソで憧れますよね。
ところがぼく、BBQの楽しみ方が、イマイチわからないんです。
もちろんお誘いがあったら、喜んで参加するようにしてるんですが、
いざ参加すると、なんだかいつも盛り上がれない。ひとつになれない。
そう!手持ち無沙汰な気分になるんです。

あくまでも主催者側ではなくビジターとしての意見ですが、
河原や公園でのBBQは、結構困ります。

ぼくは週末よく多摩川の河川敷を走るのですが、
シーズンになるとたくさんのBBQ団体に出くわします。

ところが不思議なことに、どの団体もいまひとつ盛り上がりに欠けているのです。
バトミントンやフリスビーをしていても、楽しそうじゃありません。
焼き係が一生懸命焼いていてもそれほどおいしそうでもありません。
ただみんなが笑顔をキープする気遣いを強く感じます。
で、僕はある結論を導きだしました。「BBQギャツプの法則」。

BBQって、本来そんなに盛り上がるものではないのでは?
飲み会で盛り上がって、あるいは毎年恒例の肌寒いお花見の席で
「もっと暖かくなったらBBQしよう!」と
ノリで提案されたばかりに必要以上の期待値で迎えてしまう。
きっと天気が良くて、きっとビールがおいしい、楽しい、気持ちがいい、きっと…と。

しかしBBQは準備が大変。食材を買いこんで、下ごしらえして、
火をおこして、そしてだれかがずっと焼き続ける。
終わったら後片付け。じつはやらなくてはいけないことが多すぎて、気を抜けない。
だから主催者もお客さんもみんな気疲れてしまうのです。
こんなはずじゃなかったのに…。でも、まあ、こんなもんだよね…。
そうです!これが「BBQギャツプの法則」。
期待値と現実のギャップが、BBQのイマイチ感の原因ではないでしょうか。
盛り上がらなきゃいけない。というプレッシャーもまた、
パーティ慣れしてない日本人には重荷なんでしょう。
みんなで楽しまなきゃという強迫観念が、足かせになっているのかも。
BBQが自然に楽しめるようになってこそ、
日本人は真のグローバル化を果たせるのかもしれません。
BBQって、奥が深い。
だから、人はまた理想を求めてBBQに挑戦してしまう。
と考えるのは、ぼくだけでしょうか?

長かったようで、あっという間だった5日間。
オリンピックとリレーコラムで完全に寝不足です。
予告タイトルなどという思いつきの奇策に、自らハマってしまいました。
まさか、こんなに苦しめられるとは。
さて、来週からは、同じ会社ながら、最近知り合い
仲良くさせていただいている小林智拡さんの登場です。
やさしいお人柄に、つい甘えてお願いしてしまいました。
よろしくお願いいたします。
そして、一週間お付き合いいただいたみなさん、
本当にありがとうございました。
反省だらけのリレーコラムでしたが、いい勉強になりました。

辻毅の過去のコラム一覧

3259 2012.08.04 BBQ
3258 2012.08.02 マナー広告
3257 2012.08.01 目ヂカラ
3256 2012.07.31 ギラギラ感
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NO
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